毛布の洗濯は自宅?それともクリーニング店? 見分け方と洗い方

冬の寝具の準備は、早め早めを心がけることが大切です。秋から冬にかけての気温はほかの季節のように緩やかに変化することはあまりなく、一度寒い日があるとそのまま一気に冬に突入することがめずらしくないからです。

なかでも毛布は、寒い季節には欠かすことのできない寝具といえるでしょう。だからこそ、本格的な冬を迎えるまえに一度は毛布の洗濯をしておきたいところ。今回は、毛布の洗濯方法について解説いたします。

本格的な冬を乗り切るために準備すべき、毛布の洗濯!

自宅での洗濯はできる?できない?

毛布を洗濯する際には、まず最初に必ず洗濯表示を確認してください。これはすべての洗濯の基本ですが、とくに毛布の場合は洗い方を失敗すると取り返しのつかないことになってしまいます。のちのち後悔することのないよう、確認だけは怠らないようにしましょう。
洗濯表示に「水洗い不可」のマークがついていたら、家庭で洗濯することはできません。大事な毛布を駄目にしないためにも、素直にクリーニング店に任せましょう。逆に、「洗濯おけ」や「手洗い」のマークがついていれば、家庭で洗濯可能です。
もし洗濯表示がかすれて読めなくなっている場合には、素材を確認することでおおよその判断がつきます。綿やポリエステル、アクリルなどのものは基本的に家で洗えると思って大丈夫です。ウールのものや厚手のものは避けたほうが無難でしょう。また、素材の特徴を知っておけば見分け方だけでなく、正しい洗濯方法も身に付くのではないでしょうか。前述以外の素材については『毛布の正しい選び方を種類別にご紹介!』をご覧ください。

家庭での毛布の洗濯方法

家庭で毛布を洗濯する場合は、次のような手順を踏みます。

  1. ホコリなど付着物を取り除く
    どれだけ厳重に保管していても、久々に取り出した毛布にはホコリやダニの死骸などが付着している可能性があります。洗濯のまえにまず吊した状態で叩くか掃除機をかけるかして、付着物を取り除いてください。
  2. シミの確認
    シミがある場合には、事前に洗剤をつけておくとより効果的です。おしゃれ着用洗剤など、デリケートな素材に適した洗剤の原液をタオルなどに染みこませてから、ポンポンと叩いてあげましょう。
  3. 大物洗い用のネットに入れる
    家庭で毛布を洗うのであれば、洗濯ネットは必須です。ネットなしでは生地が傷んだり、弾力が損なわれたりする可能性があるためです。シミや汚れが外側になるようにたたんでから、くるくると巻いて大物洗い用の洗濯ネットに入れましょう。
  4. 洗濯機のコースはデリケートなものを
    「大物洗いコース」や「毛布コース」を搭載している洗濯機であれば、そちらを選びます。該当するコースがない場合には、手洗いコースやおしゃれ着用コースなどを選ぶと効果的に洗うことができます。
  5. 干し方のコツは「M字」
    洗濯・脱水が終わったら、なるべく早く干しましょう。干す際には、2本の竿を使って「M字」になるように干すと効率的に乾かすことができます。

なお、ここでは毛布をご紹介しましたが、厳しい冬を乗り切れる保温力が高い布団もあります。興味がある方は『冬場の冷気を遮断する敷布団』をご覧ください。