理想は週1回以上!むずかしい場合にはカバーに工夫を

寝具を洗濯するタイミングは、知識がないとなかなか判断しづらいものです。とくに布団カバーやシーツなどは、毎日体が触れるものでありながら汚れが見えにくいものでもあります。そのため、ついつい洗うのを後回しにしてしまっている人も多いかもしれません。快適な睡眠を得るためには、どれぐらいの頻度で洗濯するのが理想的なのでしょうか?

2017年にあるラジオ局が実施したアンケートによると、世間一般では「月1回程度」の人が多いという調査結果が出ています。布団カバーやシーツは乾くのに時間がかかりますし、取り込んだあとにセッティングをするのもたしかに億劫ですから、「あまり頻繁に洗いたくない」という気持ちはわからないこともありません。

しかし結論からいうと、月1回という洗濯頻度では少なすぎます。私たちは眠っているあいだにコップ1杯分もの汗をかくからです。月に1度しか洗濯しないということは、コップ30杯分の汗を布団カバーやシーツに染みこませているのと同じことだといえます。衛生面や健康面に最大限気を配りたいのであれば、週1回は洗濯するように心がけてください。

汗はシミや悪臭の原因になるだけでなく、ダニやカビが発生する要因にもなります。毎晩ダニやカビと一緒に寝ていると考えると、けっして気分のよいものではありませんよね? さらに、アレルギーを誘発する可能性も高まりますから、小さなお子さんがいる家庭ではとくに気を配らなければなりません。できるだけこまめに洗って、清潔な状態を保っておくようにしましょう。

アレルギー体質の方にはダニ対策や布団のケアの仕方で改善されることもあります。また、布団を清潔にするためにはこまめに掃除することが一番です。アレルギー対策の方法について詳しく知りたい方は『防ダニ布団対策比較集!アレルギー体質のための布団ケア』を、ダニ対策の掃除の方法について詳しく知りたい方は『掃除機と併用して、ダニをゼロにする方法!』をご覧ください。

なお、「週1回」というのはあくまでも最低ラインです。汗をたくさんかきやすく湿度も高い夏場であれば、2,3日おきに洗っても多すぎることはありません。たとえ冬場であっても、自分が汗かきだという自覚のある人はよりこまめに洗うほうが望ましいでしょう。

では、悪天候が続いていたり多忙だったりなどして、どうしても週1ペースで洗う気力が湧かない場合はどう対処したらよいのでしょうか? そうした人は、布団カバーやシーツのかわりに敷きパッドを試してみましょう。敷きパッドであれば布団へのつけはずしも楽ですし乾きも良いので、今までよりも気軽に洗濯することができるはずです。他には、ダニ防止専用のシーツもありますので試してみてはいかがでしょうか。詳細は『防ダニ布団対策比較集!シーツで快眠をGET!』をご覧ください。