間違いだらけ?布団圧縮袋の正しい使い方

誰もが存在を知っていながら、意外と正しい使い方を知らないもの――それが布団圧縮袋です。一昔前は通販番組だけでよく見かける特殊な便利グッズという印象でしたが、近年は100円ショップにも売っていたりするほど身近なものとなりました。賢く使えば驚くほど収納がスムーズになりますので、一家に何枚かは必ず置いておきたいところですよね。

しかし、身近になりすぎてしまったがゆえに、正しい使い方を知らないまま布団圧縮袋を使っている人も多いようです。もし過去に、「安物の圧縮袋だからうまく圧縮できなかった」という経験があるとしたら、それは実は圧縮袋のせいではなくあなたの使い方のせいかもしれません。

布団を思うように圧縮できなかったり、すぐに膨らんで戻ってしまったりする場合は、ファスナーの扱い方に慣れていないことが原因です。バッグや小物入れなどのファスナーはただ蓋をするだけの役割ですが、布団圧縮袋のファスナーは少々違います。「圧縮した状態を保って閉じこめる」という重要な役割を担っているからです。ファスナーを雑に扱ってしまったら、どんなに良質な布団圧縮袋を使ったとしても理想どおりの効果は得られないでしょう。

ポイントとしては、ファスナーをまずよく拭くということです。ファスナーには、目に見えないような細かい埃がたくさん付着しています。その埃がファスナーのあいだに挟まってしまうと、圧縮袋が密閉されず空気が少しずつ入り込んでしまう場合があります。これでは布団が元に戻ってしまうのは当然です。事前にしっかりと濡れ布巾でファスナーを拭くようにしましょう。

また、あまりに圧縮しすぎてしまうのも問題です。たしかに板状になるまで強く圧縮すると見た目にも気持ちよいですし、収納も簡単になりますが、これはやりすぎです。人工的に圧縮しすぎた状態というのは、圧縮袋に不自然な力がかかっている状態だといえます。このとき圧縮袋の生地はだいぶ無理をしていますので、ちょっとした衝撃でも簡単に破れやすくなってしまっているのです。そこで目安としては、元のサイズの1/3程度まで圧縮するようにすると、布団圧縮袋のポテンシャルを最大限に引き出せるはずです。

できれば圧縮袋も布団を購入したお店で買うことがベストですよね。常連となれば顔見知りの専門の方に聞く方が安心ですし、間違いないと思います。そこでおすすめしたい布団屋さんをご紹介します。詳細は『ベストな敷布団を探す!人気布団屋さん徹底比較』をご覧ください。