経血、鼻血、擦り傷…布団についた血液はこう落とす!

クリーニング業界では昔から、落ちにくいシミ、汚れというと「カレー」と「血液」がツートップだといわれています。
布団の場合、カレーのシミがつくことはめったにないでしょうが、横になって過ごす場所だけに血液がつく可能性は少なくありません。

たとえば女性であれば、経血がついてしまったという経験は誰しも一度はあることでしょう。
子供は粘膜が弱く鼻血が出やすいので、目覚めたら枕元に血がついていたということもよく起こります。
大人の男性であっても、傷口に貼っていた絆創膏が知らず知らずのうちに剥がれていて血が出ていたというケースはめずらしくありません。

では、布団に血液が染みついてしまった場合は諦めるしかないのでしょうか?

結論から先に言うと、諦める必要はまったくありません!
布団についた血液を落とす方法は、実はしっかりと確立されているからです。
一般的に血液のシミが落ちにくいとされているのは、間違った対処をしてからクリーニング店に持ち込まれやすいことが理由です。
正しい処置をすれば、血液のシミは一般家庭でもしっかりと落とすことが可能です。

それでは具体的な手順を紹介しましょう。

手順1 ぬるま湯で洗う

まずは、ぬるま湯で汚れの部分をしっかりと洗い流します。
この際、お湯の温度が高くなりすぎないように注意してください。
高温だと血液中のタンパク質が固まってしまい、かえって汚れが落ちにくくなってしまうためです。
理想は40℃程度ですが、不安であればもっとぬるくてもよいでしょう。
熱湯を使うぐらいであれば水のほうがベターです。

手順2 酵素系漂白剤をつける

つづいて、酸素系漂白剤を用意します。
酸素系漂白剤がNGの場合はシミ用洗剤でもよいでしょう。
洗濯表示タグをチェックして、適切なものを選んでください。
問題ない漂白剤または洗剤が見つかったら、血液のシミの部分に直接つけます。

手順3 濡れタオルで汚れをふき取る

酵素系漂白剤などをつけて、30分ほど置いたら、固く絞った濡れタオルで汚れを拭き取ります。
ゴシゴシと拭いてしまうとかえって汚れる可能性があるので、こすらないように注意しましょう。
イメージとしては「すくい取る」ような感じで行うとよいです。

一度できれいにならなかったら、「漂白剤をつけて放置→固く絞った濡れタオルで拭く」を何度か繰り返します。
満足いくまで汚れが落ちたら、あとは乾拭きをすれば完成です。

血液汚れを落とす注意点

上記の方法では、素材や柄によっては色落ちの可能性があります。
色落ちが気になる場合は、酵素系漂白剤をオキシドールに置き換えて同じ手順をおこなってみましょう。

漂白剤にくらべると効果はやや薄れますが、こちらでもある程度の汚れは落とせるはずです。
あわててゴシゴシとこすってしまうと汚れが落ちなくなってしまいますので、落ち着いて対処するように気をつけましょう。

【血液対策】血液で布団が汚れてしまう前に

布団は毎日使うものですから、汚れてしまうことは仕方がないです。
しかし、汚れてしまってからでは血液の汚れ・シミを落とすためのに苦労してしまいます。
ここでは汚れてしまう前の対策として、布団の選び方も説明していきます。

汚れても洗いやすい布団を選ぶ

経済的にもおすすめしたいのはポリエステル素材の布団です。
詳細については『安いだけじゃない!?ポリエステルの特徴』をご覧ください。

打ち直しのできる布団を選ぶ

羽毛布団や綿の掛布団、敷布団の中には打ち直しのできる布団もあります。
打ち直しのできる布団をお使いになられることで、同じものを安く新品同様の状態で手に入れることができます。

打ち直しとは、汚れてしまったり古くなってしまった布団を新品同様の状態に蘇らせることです。
例えば木綿の布団でいうと、中身の綿を一度ほぐして洗浄殺菌し、新品の綿と同様の状態にしたものを、新しい生地の中に入れます。こうすることで、またふっくらとした気持ちのよい布団で眠ることができます。

大手のお布団屋さんは打ち直しを受けてくれませんし、最近では打ち直しを行ってくれるお布団屋さんが減ってしまいました。
けれども、中には羽毛布団や木綿布団などの打ち直しを電話で引き受けてくれるお布団屋さんもあります。

櫻道ふとん店さんであれば打ち直しもやっているので、一度相談してみてはいかがでしょうか?


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