押入れに湿気が溜まりやすい原因
布団を収納する押入れに、湿気が溜まりやすい原因を解説していきましょう。
押し入れの湿気がひどい場合や、布団の嫌な臭いなどに悩んでいる人は、一度押し入れの環境や使い方を見直すことをおすすめします。
湿った布団をそのまま収納している
押し入れに湿気が溜まりやすい原因のひとつは、湿った布団をそのまま収納していることです。
そもそも扉がひとつしかない押し入れは通気性が悪く、空気や湿気がこもりがちです。一晩でコップ１杯分ほどの寝汗を吸い込み、湿った布団をそのまま収納していると、押し入れにどんどん湿気が溜まり、壁や布団にカビが繁殖してしまいます。
押し入れに布団を収納する前に、きちんとお手入れすることを心掛けましょう。たまには押し入れの扉を開けっ放しにして、湿気を逃がすことも必要です。
布団などの物が入れっぱなしになっている
シーズンオフの布団を入れっぱなしにしているのも、押し入れに湿気が溜まる原因です。
布繊維でできた布団は、湿気を吸い込みやすい日用品です。しっかり乾かしておいても、長時間収納したままでいると押し入れ内の水分を吸いとって、どんどん湿っていきます。
また押し入れは中の空気が出ていきにくいため、物を詰め込み過ぎていると風通しがさらに悪くなり、カビが発生しやすくなります。押し入れの収納はある程度余裕を作り、長期間使わないお客様用布団も定期的に天日干しをしましょう。
布団の収納をする前にしよう！押入れの湿気対策
ここでは、布団を収納する押入れの湿気対策をご紹介していきましょう。
押し入れのじめつきはDIYやリフォームをしなくても、ちょっとした使い方の工夫や、便利グッズの活用でも改善可能です。布団の嫌な臭いやカビに気が付いたら、ぜひ試してみてくださいね。
布団は十分に乾かしてから収納する
湿気が溜まるのを防ぐためには、押し入れに布団をしまう前に、しっかり乾かすことが大事です。
布団乾燥機を使うのもおすすめですが、布団の湿気除去の基本は天日干しです。特に季節の変わり目にシーズンオフの布団を収納するときは、30分～１時間を目安に布団を裏返して、両面しっかり乾燥させておきましょう。
太陽光に当てると除湿や殺菌効果も期待できますが、羽毛布団の場合は側生地や羽毛のダメージにつながります。デリケートな素材は直射日光があたらない、風通しの良い場所を選んで干して下さい。
毎日使っている布団も起床後すぐに収納するのではなく、お部屋で広げてしばらく置いて、乾燥させることをすすめします。掛け布団をめくって布団の内側を広げ、１時間程度放置して、湿気を逃がしてから押し入れに収納しましょう。
布団を部屋干しする際は、お部屋の窓を開けて換気をするのがポイントです。梅雨の季節は、エアコンの除湿機能を上手に活用してください。
すのこを使う
押し入れの風通しの悪さの改善には、すのこを使うのが効果的です。
湿気は下に溜まりやすいため、押し入れにすのこを敷いて空気の通り道を作り、その上に布団を重ねましょう。布団の湿気が下に落ち、すのこを通して逃げていくため、押し入れに湿気がこもりにくくなります。
押し入れの壁にカビが生えやすいなら、すのこを壁に立て掛けて設置するのもおすすめです。押し入れは断熱性が悪く、湿った空気が壁周りで冷えて、カビが繁殖しがちです。すのこで壁方向にも風の通り道を作れば、押し入れ全体の通気性が向上しますよ。
除湿グッズを活用する
押し入れの湿気取りに効果的な、便利な除湿グッズを活用するのも賢い選択です。
なかでも押し入れの片隅に入れて置くだけでどんどん湿気を吸い取る除湿剤は、便利ですよね。除湿剤はシリカゲルや生石灰といった素材で作られていますが、同じ吸湿性の高い素材でも、備長炭を使ったものなら消臭効果も期待できます。
ただし、除湿剤が吸い込める湿気には限界があるため、交換時期をわきまえて、溜まった水分を確認しながら使う必要があります。押し入れが狭い場合は、除湿シートを布団やすのこの下に敷いて使うといいでしょう。
どのご家庭にもある段ボールや新聞紙を使って、湿気を取り除くことも可能です。すのこの下に新聞紙を数枚広げておくか、クルクル丸めてビニールヒモなどで連結し、すだれ状にしたものを、ハンガーにかけて吊るしてみてください。新聞紙が湿気を吸い取り、押し入れのじめつきが改善します。
しかし、新聞紙にはインクが付いているため、布団に直接触れないように置くか、インクが褪せた古新聞を使うのがポイントです。新聞紙の吸湿性にも限界があるため、こまめに押し入れをチェックし、しわしわになってしおれていたら交換をしましょう。
湿気対策のコツは毎日手入れすることが重要
布団を収納する押し入れの湿気対策で重要なのは、毎日こまめにお手入れをすることです。
布団に押し入れの湿気がもとでカビやダニが繁殖すると、家族がアレルギーを引き起こすリスクがあります。布団は快適な眠りに役立つ日用品ですが、使っている人の健康も左右するため、毎日湿気を取り除くことを意識して、衛生的に使うことを心掛けましょう。
布団や押し入れの湿気対策にはいくつかの方法があるものの、最初から湿気やダニに強い布団を選んでおくのも選択肢の一つです。メンテナンスがしやすい布団なら、手間もかからず、忙しい人でも安心して使えますよ。
押し入れの湿気が気になる人におすすめなのは、静岡県の御殿場に店を構える、櫻道ふとん店の「腰いい寝」です。腰痛対策で人気のある敷布団ですが、防ダニ効果のある素材を使っているため、お子さんやアレルギー体質の人でも安心して使えます。
軽くて上げ下げもしやすく、朝起きたら５～10分壁に立て掛けておくだけで、スムーズに湿気が抜けるのも嬉しいポイントですね。お手入れはたまに掃除機をかけるだけで済むため、忙しい人にもおすすめです。
押し入れの湿気や布団のベタベタに悩んでいるなら、一度櫻道ふとん店に相談してみてはいかがでしょうか。
まとめ
布団は湿気を吸い込みやすいため、押入れの使い方には特に注意が必要です。
押し入れの湿気は布団のケアや、ちょっとした使い方の工夫で改善できます。押し入れの湿気を上手に取り除いて、布団をいつも清潔に保つことを心掛けましょう。
