雨で濡れた布団をそのまま使うのはNG!

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天日干し中に急な雨が降って、布団が濡れてしまうことは良くあることです。梅雨時や夏の季節は天気が変わりやすく、ちょっと外出したら夕立が来て、布団が濡れて使えなくなると困ってしまいますよね。

程度が軽ければそのまま使ってしまう人は多いのですが、濡れた布団をそのまま使うのは危険です。見た目は問題がなさそうでも、雨が中綿にまで染み込んで、湿気をため込んでいる可能性があるからです。

湿気がたまると重くなり、冷えて寝苦しくなるだけでなく、カビの繁殖を招くリスクがあるため、布団にとって湿気は大敵です。カビは布団の嫌な臭いの原因になり、また布団の側生地や中綿にダメージを与えて寿命を縮めるもとでもありますが、一番気をつけなくてはいけないのはカビによるアレルギーリスクでしょう。

カビの胞子はアレルゲンとなって、呼吸器系のアレルギーを引き起こす可能性があることが分かっています。カビがエサとなって、これもアレルギー症状を引き起こすダニの繁殖を招く可能性もあるため、雨で濡れた布団はきちんとお手入れしましょう。

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布団が雨で濡れたときの対処法

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布団が雨で濡れたときの対処法をご紹介していきましょう。布団に飲み物をこぼしてしまったときなどにも、同じ要領で対処できますよ。

布団が雨で濡れたときの対処法の基本は、布団をしっかり乾燥させることです。吸い込んだ雨の量や範囲に応じて、次の要領でケアしてください。

タオルで拭いてから乾かす

布団が雨に濡れたらまずタオルを使って、布団の水分を拭き取るといいでしょう。このときタオルで布団をゴシゴシ擦ってはいけません。中綿が傷むため、タオルを布団の濡れた部分に押し付けるように使って、しっかり水分を吸収させましょう。

タオルドライはあくまでも応急処置です。水分を吸い取った後は、天日干しや布団乾燥機を使って、中綿までしっかり布団を乾燥させることが大事ですよ。

軽く雨に濡れただけなら、室内干しでも対処は可能です。エアコンで室内を除湿するか、布団を椅子などに掛けて広げてから、扇風機で風を送って乾燥させましょう。水分が部分的に集中している場合は、ドライヤーの風を当てて乾かすのもおすすめです。

程度によらず、布団が雨で濡れたときに一番大事なのはすぐに対処することです。スピーディーなケアで、カビの発生や嫌な臭いの染み付きを防ぎましょう。

コインランドリーやクリーニングを利用する

濡れた範囲が広い場合や、ぐっしょりと水分が滴っているなら、コインランドリーの布団用乾燥機を使うほうが無難です。費用はかかるものの、大きな厚みのある布団でも、しっかり中まで乾燥させることができますよ。

コインランドリーを使う場合でも、スピーディーな対処が必要です。最初にしっかりタオルドライをしておきましょう。カビの発生リスクを抑えるだけでなく、乾燥時間の短縮にもつながります。

費用や日数はかかりますが、ひどく濡れた場合は布団専門店のクリーニングに出すといいでしょう。クリーニングで布団を丸洗いすれば汚れがすっきり落ち、中綿がふっくらと仕上がるため、寝心地が良くなって一石二鳥です。

特に羽根布団などの高級素材を使った布団は、プロに任せたほうが安心です。専門店であれば、洗うのが難しい素材を使った布団でも相談に乗ってもらえることでしょう。

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布団を雨で濡らさないためにできること

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布団を雨で濡らさないための工夫をご紹介しましょう。

布団は雨に濡れたら大変なので、最初から濡らさないことが肝心です。工夫をすればお手入れも楽になるため、試してみてくださいね。

室内で湿気対策をする

布団から湿気を取り除く方法の基本は天日干しですが、天気が急変しやすい時期は、室内での湿気対策をしたほうが無難です。仕事などで忙しく、外出中に天日干しをしたい人も無理をせず、室内で布団を乾燥させるといいでしょう。

室内で布団を乾燥させるなら、布団乾燥機を使うのが早道です。熱風を使って中綿までしっかり乾燥させることができますし、ダニ退治もできて一石二鳥です。

風通しの良い部屋で布団を広げて、室内干しをするだけでも湿気の除去は可能です。椅子や布団干し台、スタンド式すのこなどを活用しましょう。さらに扇風機で風を送ると、乾きが良くなります。

あわせて布団の使い方も見直すといいでしょう。布団は敷きっぱなしにせず、こまめに上げ下ろしして、湿気を飛ばすのが基本です。フローリングに直敷きはせず、すのこや除湿シートも活用して、布団に湿気を溜め込まない工夫をしてください。

布団の買い替えも選択肢の一つ

布団の雨対策なら、天日干しやメンテナンスしやすい布団に買い替えるのも選択肢の一つです。昔ながらの綿布団は重く、さっと布団を取り込みにくいため、腕力のない女性や高齢者には、軽くて扱いやすい合成綿を使った布団がおすすめですよ。

天日干し中に雨に濡れてしまっても、家庭で洗えるウォッシャブルタイプの布団ならすぐに対処できて便利です。防ダニ・抗菌加工済みであればカビが生えるリスクも少なく、お手入れがぐっと楽になるでしょう。

お手入れがしやすい布団を探しているなら、櫻道ふとん店をはじめとする布団専門店での購入がおすすめです。布団は身近なホームセンターやデパートなどの寝具売り場でも購入できますが、品揃えはそう多くはありません。

布団専門店であれば中綿の素材のバリエーションが豊富で、防ダニ・抗菌加工など、機能性の高い布団も季節を問わず扱っています。数多くの商品のなかから、自分の寝心地の好みや、ライフスタイルに合ったものを選べるのが、布団専門店ならではの魅力です。

特に櫻道ふとん店では熟練の職人が手作業で布団を1枚1枚丁寧に仕立てていて、布団選びのアドバイスにも対応しています。布団のクリーニングなどのアフターケアも万全ですから、布団選びに迷ったら、一度櫻道ふとん店に相談してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

布団が雨で濡れたら困ってしまいますが、そのままダメになってしまうと考えるのは早計です。濡れた布団はきちんとケアをしましょう。

あわせて布団を濡らさない工夫も取り入れて、大事な布団を長く愛用することをおすすめします。