布団が暑く感じてしまう理由は?

布団は寝ているときに体温を程良く保つ役割を担っていますが、自分が快適と感じる温度には個人差が大きいものです。

暑がりな人は、布団の中が暑苦しくなってしまうと熟睡できません。

布団を暑苦しく感じる原因を紹介していきましょう。

布団の中が蒸れている

暑がりな人が布団を暑くて寝苦しいと感じるのは温度ではなく、湿度が高いことが原因です。

私達人間は寝ているときに冬でもコップ1杯分の汗をかくといわれていますが、暑がりな人は普通の人より汗をたくさんかく傾向があります。

寝初めは快適でも、深い眠りに入っていくにつれて発汗量が増えるので、布団の中はどんどん蒸れてしまいがち。

暑がりな人はこの過程で無意識のうちに布団をはいでしまい、寝汗で体を冷やすリスクが高いので、何らかの対策が必要です。

一般的に私達人間が快適に眠れるのは、温度が33℃前後に、湿度は50%前後。

エアコンや扇風機で温度を下げようとすると体が冷えすぎ、かえって寝つきが悪くなるので、暑がりな人の場合は湿度のコントロールに重点をおいてください。

敷き寝具が合っていない

布団が蒸れて寝苦しくなってしまう原因には、寝具があっていないことがあげられます。

特に蒸れの原因を作りやすいのは、敷布団です。

寝汗を吸いやすいのは体の下に敷く敷布団ですが、熱や汗を吸収しにくい素材を使っていると布団の中がどんどん蒸れてしまうことに。

特に毛布や羽毛布団などの保温性の高い掛け布団を使っていると湿気が布団の中にこもってしまい、暑さで寝苦しくなりがちです。

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暑がりさんが快適に寝過ごすためのポイント

いくら暑がりな人でも、何も掛けないで眠るのは好ましくありません。

寝初めは涼しくて快適だと感じても、寝ている間に寝汗で体が冷えて熟睡できませんし、風邪などの体調不良を招く原因になります。

暑がりさんは次の工夫で、快適な環境を作りましょう。

体感温度を下げる

暑がりな人がすべきなのはまわりの温度を下げるのではなく、自分が感じている体感温度を下げること。

自分の体の内部を暖めておくことで、布団を含めた周りを涼しく感じる工夫をしましょう。

一番簡単なのは、就寝前の入浴です。暑がりさんはシャワーを好みがちですが、ゆっくりと湯船につかってください。

血行が良くなることで体が芯から暖まり、そのぶん体感温度が下がりますし、入浴後に自然に体温が下がることで心地よい眠りにつくことができます。

敷き寝具にこだわる

肌触りで涼しく感じさせる工夫をするのも選択肢の一つです。シーツやパッドなどの敷寝具も見直してみてください。

毛足の長いシーツは寝汗を呼び、布団内部が蒸れて暑苦しくなるもと。暑がりな人は、吸湿性や通気性の良い素材のシーツを活用しましょう。

素材は合成繊維ではなく、綿などの天然繊維のほうが蒸れません。天然の麻は吸湿性・通気性ともよく、肌触りもシャリッとしていて爽やかに眠ることができます。

ワッフル地のように、立体構造のある敷きパッドも暑がりさんにおすすめ。体との接触面積が少ないことで通気性が高まり、寝汗による蒸れを改善して、心地よく眠れますよ。

頭周りを冷やすのも効果的です。頭にはたくさんの血管が集まっているので、冷感素材の枕カバーや氷枕などを活用すると効率よく体のほてりをとることができ、暑苦しさがやわらいで快適です。

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暑がりさんにおすすめの敷布団!

いろいろと試してみても布団が暑苦しくて眠れないという場合は、使っている布団の買い替えも検討しましょう。

暑がりな人はどうしても体の上に掛ける布団のほうに目が向きがちですが、目を向けるべきは寝汗を吸い、布団内部の蒸れを作りやすい敷布団です。

シーツやパッドを変えても布団内部の蒸れが改善しない場合は、通気性と吸汗性の良い素材を使った敷布団を選びましょう。ポリエステルやアクリルなどの合成綿は吸汗性に劣るので、暑がりな人は避けたほうが無難です。

天然の綿やウールがおすすめですが、保温性が高い素材でもあり、中身が詰まったボリュームのある敷布団ではやはり寝苦しさを感じやすいもの。

暑がりな人は、マットレスタイプの敷布団を選ぶといいでしょう。

最近は腰痛に悩む人が増えているせいもあり、さまざまな寝具メーカーがマットレスタイプの敷布団を販売していますが、暑がりな人におすすめなのは、櫻道ふとん店の「腰いい寝リッチ」です。

腰痛対策敷布団「腰いい寝」でも有名なお店ですが、腰いい寝リッチはそのマットレス版。暑がりな人でも快適に眠れるだけでなく、腰痛対策もできるという優れものです。

腰いい寝リッチは凸凹形状のプロフアイルウレタンを使った高反発マットレスですが、体を点で支えることで通気性が良好。遠赤外線効果のある温泉綿は寝汗をたっぷり吸い込んで布団内部の蒸れを防ぐため、暑がりな人も快適です。

暑がりな人の場合は組み合わせる掛け布団選びも難しいのですが、櫻道ふとん店は静岡県の御殿場に店を構える、老舗の布団専門。

オールシーズン使える羽毛布団や、夏に涼しく冬布団の湿度調整も使える高機能なタオルケット、吸汗性のよいシーツなど、寝具の品揃えが豊富です。

専門の布団職人によるサイズオーダーや、プロの目からみた布団選びのアドバイスにも対応しているため、自分好みの寝心地の布団をスムーズに選ぶことができますよ。

暑がりでどんな布団を選らんでも満足できないという人は、一度櫻道ふとん店に相談をしてみるといいでしょう。

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まとめ

暑いからといって布団をはげば、夜のうちに体が冷えて朝スッキリと目覚められず、かといって我慢して布団をかぶって寝ると体が寝汗でベタベタになって気持ちが悪い。

暑がりさんの布団選びは本当に大変ですが、布団などの選び方や使い方、生活習慣の一工夫でも、不快な暑苦しさは改善できます。

暑がりな人はいま使っている敷布団の買い替えも検討しながら、心地よく眠れる環境の改善に取り組みましょう。