寝ているのに眠たくなってしまう原因

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まずは、しっかり寝ているのに眠くなってしまう原因を解説していきましょう。

睡眠時間は充分とっているのに、朝すっきり起きられない、日中の眠気がとれないという人は多いです。しかしこれを、単なる疲労の蓄積と思い込んではいけません。

寝ても眠気がとれない場合は、深刻な原因や病気が隠れている可能性があります。眠気やだるい状態が長引くときは普段の生活を見直して、早めに対処することが大切です。

栄養が不足している

寝ても眠い原因としてまず考えられるのが、糖分や鉄分などの栄養が不足していることです。

食事から摂取する栄養は身体を作り、体を動かす動力の源です。眠気が取れない状態が長引くなら、一度食生活を見直しましょう。

糖分は体を動かすエネルギー源であり、不足すると頭の回転が遅くなって眠くなります。いわゆる「低血糖」と呼ばれる症状ですが、悪化すると動悸や手足の震え、昏睡状態に陥るため油断はできません。

また鉄分は血液を作る重要な栄養で、不足すると血液が足りなくなる「貧血」に陥ることも多いです。酸素が充分に供給できなくなると疲労や眠気を感じやすくなり、立ちくらみやめまいが起きるため注意しましょう。

栄養不足の主な原因は好き嫌いや食生活の乱れですが、体重を減らすために食事を抜いたり、無理な糖質制限をしたりするのは危険です。特に女性はダイエット志向が強く、生理のために貧血になりやすいため、食事には充分な配慮が必要です。

生活習慣が崩れている

日常的な生活習慣の乱れも、寝ても眠い症状を引き起こす原因のひとつです。日中の眠気がとれない場合は、日頃の生活を振り返ってみてください。

特に注意が必要なのは、パソコンやスマホの見過ぎです。ディスプレイ画面から出ているブルーライトは交感神経を刺激し、睡眠の質を低下させます。夕方、特に就寝前は、パソコンやスマホの使用は控えましょう。

また、眠ろうとしてアルコールを摂取しすぎるのも考えものです。一見酔いが眠気をもたらしてくれると考えがちですが、かえって刺激の摂り過ぎで交感神経が高まり、睡眠の質が悪くなります。

アルコールによる利尿効果で夜半に目を覚めることも多いため、お酒はほどほどを心掛けましょう。

睡眠障害の可能性もある

寝ても眠い原因に、睡眠障害などの病気が隠れているケースも多いです。食生活や生活習慣を改善しても状況が変わらない場合は、専門医の受診も検討してください。

充分な睡眠時間を確保しているものの朝起きたときに眠気がとれない、昼間強い眠気が襲ってくる場合は「過眠症」の可能性があります。

過眠症には、中枢性過眠症と症候性過眠症のふたつの種類があります。このうち症候性過眠症はいびきや無呼吸が原因で引き起こされているものの、中枢性過眠症の場合は仕事のストレスや生活環境、遺伝的な側面にも原因があるとも指摘されています。

中枢性不眠症は睡眠中枢と覚醒中枢の両方が機能不全を起こしている状態で、ナルコレプシー、特発性過眠症と症状はさまざまです。症状が長引く前に、早めに医師に相談することをおすすめします。

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突然襲ってくる眠気にはさよなら!眠りの質を高める方法

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それでは、寝ても寝ても眠い状態を改善する方法を紹介していきましょう。

長引く眠気を払拭するには、睡眠の質を高めることが大切です。難しい技術や高い費用は不要で気軽に取り組めるため、眠気に困っている人はぜひ試してみてください。

食生活を見直す

寝ても眠い症状の改善は、食生活の見直しから始めるといいでしょう。

過剰な好き嫌いや無理なダイエットは禁物です。3食しっかり食べて、いろいろな食材から栄養を摂取することを心掛けてください。

朝食をしっかり摂ると栄養が体中にいきわたり、日中の疲労感や眠気の改善に効果的です。ダイエットは糖質を避けるのではなく、野菜やキノコ、豆類など、血糖値の上がりにくい食べ物を食べるほうが健康的です。

身体が興奮すると寝つきが悪くなるため、刺激が強いカフェインを含む飲み物もできるだけ避けると良いでしょう。

起きたら日光を浴びる

朝起きたら日光を浴びるのも、寝ても眠い症状が抑えられるかもしれません。生活のリズムを整えて、自然に熟睡できる体に戻しましょう。

朝、日光をしっかり浴びると、メラトニンというホルモンの分泌量が盛んになることがわかっています。メラトニンは夜、眠気を引き出す役割を担っていて、快適な眠りをもたらします。

適度な運動をする

寝ても眠い症状の改善をするために、適度な運動をすることもおすすめです。運動をすると体が温まり、深部体温が下がる経過で眠気が訪れます。

ヨガやストレッチ、軽めのウォーキングといった有酸素運動を習慣にしましょう。体がほど良く疲れることで、寝つきが良くなります。

ハードな運動や就寝前の運動は体を興奮させてしまうため、運動は軽めのものを短時間で、日中の隙間時間か、午後から夕方にかけて行うと良いでしょう。不眠症を引き起こすストレスを発散できるということもあって、一石二鳥です。

寝室の環境を整える

熟睡して翌日の眠気を払拭するためには、寝室の環境を整えることも大事です。

季節によってエアコンを活用して、心地良い室温を維持することを心掛けましょう。暑すぎるお部屋や寒い場所では、気持ちよく眠れません。寝る前に部屋を暗くして、リラックスできる環境を作ってください。

いつも使っている寝間着や寝具を見直してみるのも選択肢のひとつです。特に寝姿勢を支える敷布団は寝心地を大きく左右するため、自分の身体に合っていない場合はぜひ買い替えも検討してください。

櫻道ふとん店の寝具なら、寝ても眠い状態を改善するのに効果的です。

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しっかり寝ても眠くなってしまうことにお悩みの方は、櫻道ふとん店さんに一度相談してみましょう。

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まとめ

寝ても眠い症状の原因はさまざまなものの、きちんと対処すれば改善が可能です。ぜひ一度、食生活や生活の仕方を見直してみてください。

敷布団をはじめとする寝具の買い替えも検討しながら、睡眠の質を高めていくと良いでしょう。