夏→秋の寝具の衣替え ポイントとコツを紹介

夏は最も汗をかく季節です。汗に含まれる水分や脂分は寝具に大きなダメージをあたえますから、夏場にはほかの季節以上に丁寧なケアが必要となります。
特に気をつけたいのは、夏から秋にかけて寝具の衣替えを行う際でしょう。汗をたっぷり吸い込んだ寝具をそのまま収納してしまうと、次の夏に取り出すときには品質が大幅に劣化している可能性が高いです。翌年も安心して寝具を使うために、正しい収納方法をマスターしておきましょう。

夏に使用した寝具を上手にお手入れ・収納したい

夏→秋の寝具の衣替えはいつがベスト?

具体的なお手入れ方法の前に、まずは衣替えの時期を考える必要があります。秋口の気候は不安定ですから、すっかり涼しくなったと思い込んでいても突然暑さがぶり返すことも少なくありません。すると秋用の寝具だけでは寝苦しい夜を過ごすことになってしまいます。
そこで夏~秋の寝具の衣替えは、2段階に分けて実施するよう心がけましょう。
まずは、最高気温が数日つづけて25度以下になったころを目安に、「確実に真夏にしか使わない」と思われるものから片付けます。具体的にはひんやりシーツやひんやりパッドがこれに該当します。
その後、数日つづけて気温が20度以下となったタイミングで、肌掛け布団や夏用シーツなどを片付けましょう。こうすることで、不安定な秋の天気にも対応可能となります。
なお、気温が変化しやすい秋口におすすめの寝具の素材、ぐっすり眠れる方法などをご紹介しましょう。詳細は『秋の気温変化に対応する方法』をご覧ください。

夏の寝具はこう収納する

夏場は汗の量が多いですから、日頃からこまめに寝具のお手入れをしている家庭は多いかと思います。衣替えの際のお手入れについても、基本的には通常のお手入れと同様の方法をとれば問題ありません。
ただし、丸洗いOKの寝具については、ふだん天日干ししかしていなかったとしても衣替え前には必ず洗うようにしてください。そしてしっかりと乾燥させ、全体に掃除機をかけてから布団収納袋やブランケットケース等にしまうのがベストです。
「自宅で洗濯が難しい」「お手入れする時間がない」など、時間の調整ができない方におすすめの方法をご紹介しましょう。詳しく知りたい方は『宅配クリーニングはこんなに便利!ぜひ活用を』をご覧ください。布団を清潔にする選択肢の1つとして覚えておいてください。
収納袋やブランケットケースの材質は、風通しの良さを第一条件に選びましょう。ビニールのものは蒸れてしまいますので、いたずらに寝具にダメージをあたえるだけです。寝具にとって最適なコンディションは、「清潔かつ乾燥した状態」であることを覚えておきましょう。
収納場所に関しても、季節を問わず「風通しのよい場所にしまう」のが鉄則です。夏用の寝具はかさばりませんので、スペースを有効活用したいがためについつい詰め込みたくなってしまう気持ちはわかります。しかし、寝具のコンディションを優先するのであれば、できるだけふんわりとたたんだ状態で収納してください。
また、近年は収納するためにクローゼットやワゴンなどを活用される方が多いと思いますが、押し入れも活用されている方は多いと思います。おそらくどこのご家庭でもあると思いますので正しい収納方法をご紹介しましょう。詳細は『押し入れでの収納はスペースに余裕を』をご覧ください。