秋口の布団掃除は必須!アレルゲンへの対処法
「秋になると喘息などのアレルギー症状が強くなる」という人は多いのではないでしょうか? もしかすると、その症状の原因は日頃の布団のお手入れにあるかもしれません。
布団には、ダニの死骸や糞、カビ、雑菌といったアレルギー物質(アレルゲン)が多くこびりついています。布団は毎日使うものですし、寝ていれば鼻や口がすぐそばまで接近することも多いでしょう。睡眠中に呼吸とともにアレルゲンを吸い込んでしまう確率は、非常に高いといえます。
そんなアレルゲンが一年で最も多い時期が、実は秋なのです。健康に毎日を暮らしていくためには、秋の布団のアレルギー対策は欠かせません。
秋は布団を掃除する季節にしましょう
- 秋にアレルゲンが増える理由
- では、どうして秋口にアレルゲンが増えるのでしょうか。これは、ダニのライフサイクルと密接な関係にあります。
秋のアレルギーの原因の多くは、コナヒョウダニおよびヤケヒョウダニという2種類のダニによるものです。これらのダニは毎年6~7月に増殖して、8~9月に死にます。つまり、ダニの死骸や糞が秋に最も多くなってしまうというわけです。
生きているダニであれば別の場所に移動してくれることもありますが、死骸や糞は自分では動きません。また、繊維に深く絡みついていることも多いため、自然の風で飛ばされることも少ないです。そのため、意識的に除去しようとしない限りアレルゲンは布団に絡みついたままとなってしまいます。また、アレルゲンはダニ以外にも花粉やホコリ、ハウスダストなど多く種類も違います。基礎知識として知っていただきたい内容をご紹介しましょう。詳細は『アレルゲンには3つの種類がある!?』をご覧ください。 - アレルゲン除去には布団クリーナーを
- しつこいアレルゲンを除去するためには、布団クリーナーを活用しましょう。
本来は丸洗いがベストなのですが、布団によっては洗えないものも多いですし、なかなか乾きづらいため日を選びます。ダニ対策として有名な天日干しも、殺菌効果はあってもダニの死骸を除去する役には立ちません。
そこで、「天日干しをしたあとにしっかりと布団クリーナーをかける」という方法が有効です。ダニの死骸や糞だけでなく、生きているダニの餌となる髪の毛や垢なども吸い取れますから、予防と対策の両面で効果に期待ができるでしょう。
そこでもっとも効果的な方法として、天日干しでダニを効果的に退治する方法は『お日様の力でダニを退治する方法!』を、掃除機でダニを効果的に退治する方法は『掃除機と併用して、ダニをゼロにする方法!』をご覧ください。
なお、今すぐ掃除が必要だという場合には手持ちの掃除機を使っても構いませんが、掃除機の先端にはほかの場所を掃除した際の汚れがついています。かえって雑菌を布団にまきちらすことにも繋がりかねませんので、小さいお子さんのいる家庭では専用の布団クリーナーを用意するほうが理想的です。
安いものであれば1万円以下でも充分な性能のものを買えますので、秋口のアレルギーに困っている人はぜひ専用の布団クリーナーの購入を検討してみましょう。
今回のように季節の変わり目には布団をきれいに掃除して清潔な状態で熟睡しましょう!そのためにも寝室を秋用に整えることをおすすめします。その理由や方法は『秋の気温変化に対応する方法』をご覧ください。