■部屋の明るさが睡眠の質に影響!理想の明るさは月明かり程度



照明現在の日本人は、睡眠に対する何らかの悩みを抱えている方が多く、それは4人に1人とも言われています。その原因は食生活などの生活習慣をはじめ、ストレスなどの心的な要因も複雑に絡んでいますので、とても難しいとも言われています。

睡眠が十分に取れない状態になりますと、やはり疲れも取れませんし、さらには安眠出来ないことが新たなストレスを引き起こし、さらに精神的にきつい状態になるということも考えられます。

質の良い睡眠は現代人にとって、とても大切な物であると同時に大きなテーマとなり、様々な安眠方法がテレビや新聞、インターネットで紹介されています。

その中の一つ、安眠のためには照明の明るさがとても大切だということについて説明したいと思います。そもそも電気などが無かった時代には、朝になれば日が昇り、夜になれば日が落ちるという自然の摂理に極力逆らわない生活をしていました。

どういうことかと言いますと、昼は日光の光を浴びて明るい場所で過ごし、夜になるとロウソクの明かり程度で生活をしていたということです。しかし、現代ではどうでしょうか。

夜になっても蛍光灯の明かりでとても明るい状態で生活をし、夜寝る直前までその照明がついた状態で生活をしている方がとても多いのが現状です。こうなりますと、人間の身体というのは、昼と夜を認識することが難しくなり、体内時計がずれていってしまうのです。

つまり、安眠のためには昼間は日光を十分に浴びて、夜は月明かり程度の照明で過ごすということがとても有効なのです。ですから、夜7時を過ぎたら照明は間接照明程度にし、少し暗いかなという程度の明るさで生活をすることをオススメします。

また、昼間は日光を十分に浴びることで安眠のための物質であるメラトニンがたくさん分泌されます。これらを総合しますと、昼間は日光を浴びることを心がけ、夜は月明かり程度の照明で生活をするというのが、安眠のためにはとても大切なのです。