梅雨は布団にダニが繁殖しやすい季節

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梅雨の季節に布団にダニが繁殖しやすいのは、布団がダニの繁殖に適した条件を兼ね備えているからです。

ダニは小さな生物ですが高温多湿な環境を好み、気温25℃、湿度60%の環境下で豊富なエサがあれば、爆発的に繁殖します。この条件を全て満たしているのが梅雨時の布団です。暖かく湿った布団には、寝ている体から落ちた皮脂やフケなどのエサに引き寄せられてダニが集まってくるので注意しましょう。

一般的に家の中のダニは6月から7月に開けて増殖し始め、8月頃にピークを迎えます。繁殖を始める梅雨の時期に、しっかりダニ対策をしておくことが大切ですよ。

とはいえダニは条件さえ整えば、季節を問わずいつでも繁殖を始めるため、油断できません。現代の住宅は気密性が高く、エアコンなどの使い方によっては一年を通して繁殖リスクがあるので、日頃からダニ対策に努めましょう。

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ダニの種類と健康への影響

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布団に繁殖するダニの種類や、私たちの健康に与える悪影響を解説していきましょう。

布団は寝心地を左右するだけでなく、健康も左右する重要な生活用品です。寝ている体は無防備なので、布団にはできるだけダニを寄せ付けないことが肝心ですよ。

布団に繁殖しやすいダニの種類

ダニには何万種もの種類がありますが、その中でも人間の家に好んで住み着くのはヒョウダニやツメダニなどの、「チリダニ」と呼ばれている種類です。これらのダニは人間の皮脂や皮膚のかけら、フケなどを好んでエサにしていて、ツメダニなどは別種のダニの死骸もエサにして繁殖します。

イエダニは布団だけでなく家の中のあらゆる場所に生息していますが、非常に小さくて、目に留まりにくいのが怖いところでしょう。ダニの死骸はカーペットや畳などに落ちてホコリとまぎれてしまい、人間の動きにあわせて空気中に舞い上がって、吸い込んでも気が付きません。

特に布団の場合は、ダニの繁殖場所に寝転がっているようなものです。ダイレクトに口や鼻から吸い込んでしまう危険性があります。

ダニの健康リスク

ダニの害というと、肌を刺して血を吸われることをイメージする人は多いでしょう。ですが、家の中に繁殖するダニの害で深刻なのは、アレルギーを引き起こすリスクです。

特に危険なのは、ヒョウダニの糞や死骸です。ヒョウダニは肌を刺して吸血することはないものの、体に含まれるシステインプロテアーゼと呼ばれるたんぱく質分解酵素がアレルゲンとなって、肌の痒みや喘息、目の痒みや鼻炎といった、アレルギー症状を引き起こすことが分かっています。

またツメダニは人間の肌を刺し、強いかゆみを引き起こすのも無視できません。ツメダニはヒョウダニの死骸をエサにする習性があり、ヒョウダニが増えればツメダニも布団に引き寄せられてくるため、注意が必要です。

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梅雨時に布団にダニを寄せ付けない対策

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梅雨の季節に、布団にダニを寄せ付けない対策をご紹介していきましょう。

本格的に繁殖を始める梅雨の季節だからこそ、布団のダニを退治するチャンスです。梅雨に入る前から計画的に、ダニ対策に取り組むことをおすすめします。

こまめに布団をお手入れする

ダニは梅雨時の高温多湿を狙って繁殖するため、布団から湿気を取り除くことがダニ対策の重要なポイントです。定期的に天日干しをして、布団はしっかり乾燥させて使いましょう。梅雨で外に干せないときはこまめに室内干しするか、布団乾燥機を使ってください。

布団乾燥機ならダニ退治もできて一石二鳥ですが、使用後は布団の両面にしっかり掃除機をかけて、アレルゲンとなるダニの死骸を取り除きましょう。布団専用のノズルがあると便利ですよ。

布団の使い方も見直しましょう。湿気の蓄積を防ぐためにも、布団はカバーをかけて使うのが基本です。防ダニ処理を施してあるカバーが理想ですが、カバーはこまめに交換をして、洗濯をして使ってください。

布団の丸洗いや、クリーニングもおすすめです。布団についたダニの死骸を洗い流すことができて、すっきりします。ただし素材によっては洗えないものもあるため、布団を洗濯する場合は必ず洗濯表示を確認してくださいね。

生活環境を改善する

布団のお手入れだけでなく、寝室周りの生活環境も見直すことも大事です。一旦駆除できても、好条件の布団にはすぐにダニが寄ってきます。こまめに掃除機をかけて、家の中のダニの数を減らしましょう。市販されているダニ駆除剤を使うのも効果的です。

ダニが繁殖しにくいよう、室内の空調を管理することも必要です。寝室はエアコンで適度に除湿するか、こまめに換気して湿度を下げましょう。梅雨時は洗濯物が乾きにくいのが困りものですが、湿度を上げる原因になるため、布団のある部屋での室内干しはできるだけ控えることをおすすめします。

布団の買い替えも選択肢の一つ

気になる症状がある場合は、ダニに強い布団に買い替えるのも良い方法です。ダニや湿気に強い素材や、家庭で丸洗いできる布団を選べば、ダニの発生リスクや梅雨時のお手入れの負担を軽くすることができますよ。

ダニは綿や羊毛などの天然繊維を好むため、梅雨時のダニ対策におすすめなのは、化学繊維の合成綿を使った布団です。側生地の目が細かい羽毛布団は比較的ダニを寄せ付けないものの、縫い目から侵入することもあるため、防ダニ加工をしてある商品を選ぶと良いでしょう。

布団を買い替えるなら、櫻道ふとん店をはじめとする布団専門店での購入がおすすめです。布団は身近なホームセンターやデパートの寝具売り場などでも購入できますが、品揃えの豊富さは布団専門店にはおよびません。

布団専門店であれば素材や商品のバリエーションが多く、数多くの商品のなかから、自分にぴったり合った布団を選べますよ。

櫻道ふとん店では布団選びのアドバイスにも対応しています。梅雨の季節の布団選びや、ダニ対策に悩んだら、一度櫻道ふとん店に相談してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

ダニは放っておくと繰り返し繁殖するため、梅雨の季節は布団にダニを寄せ付けないことと、しっかり退治する両方の対策が必要です。

場合によっては布団の買い替えも検討しながら、大事な布団をダニから守ることを心掛けたいですね。