なぜ腰痛がぶり返すのか?

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腰痛が何度もぶり返して、仕事も手につかないという人は多いです。

ジクジク、ズキン!と痛む腰痛はつらいもの。

腰痛の原因とぶり返す理由を正しく理解しておきましょう。

腰痛はなかなか治りにくい

腰痛は日本人の8割以上が経験し、国民病ともいわれるほどメジャーな疾患です。

実は整形外科などの医療機関で詳しい検査をしても、80%以上は腰痛の原因を特定できないと知っていましたか?

特に原因がはっきりとわからないのは、痛みが3ヶ月以上にわたって続いている「慢性腰痛」です。

最近の研究では日常的な腰への負担だけでなく、ストレスなども腰痛の原因であることが分かってきました。

上半身と下半身を繋ぐ腰は、動作の中心。体を動かすと常に痛みが生じて非常につらく、行動も制限されがちです。

その結果、ストレスが蓄積して脳内物質のバランスを崩し、より強い痛みを感じるようになり、悪循環に陥ってしまいます。

こうなると腰痛の痛みから逃れることができません。

慢性腰痛は30~50代に多いのですが、スポーツなどで習慣的に腰に負担をかけている人も注意が必要です。

(参照:http://www.shaho-net.co.jp/healthup4/winter/

さらには日常生活の癖が腰痛の原因に!?

疲労や急激な運動はもちろんですが、腰痛の原因の中で無視できないのが、日常的な習慣によるものです。

例えば立っているときに、左右どちらかの足に重心をかけるといった何気ないしぐさは、知らず知らずのうちに腰に負担をかけて強い痛みを引き起こします。

ショルダーバッグなどの荷物を、左右の決まった肩ばかりにかけているのも考えもの。

腰を中心に体がねじれ、重心のバランスが崩れて腰に負担が集中しがちですし、立ち居振る舞いを気にして内股になりがちの女性も、意外と腰に無理を強いています。

慢性腰痛は座っている時間が長い、事務系の仕事をしている人に多いという特徴もあります。

長時間デスクに座りっぱなしだと、腰回りの筋肉が常に収縮して硬くなり、血流が滞りがち。

1日中座りっぱなしだと腰痛が悪化するため、少しでも立ち上がって体を動かすことを心掛けましょう。

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腰痛を和らげる方法

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腰痛がぶり返したときにも使える、痛みの対処法をご紹介しましょう。

腰痛には2つのタイプがあります。痛みのタイプにあわせて対処してください。

急性の場合

ぎっくり腰などのズキンとくる急性の腰痛は、患部を冷やすことが痛みの緩和の早道です。

タオルを水か氷水につけてから硬く絞り、熱を持った患部に当てて冷やしましょう。

炎症状態が治まり、痛みが和らぎますよ。

冷湿布を貼るか、凍らせた保冷剤をタオルで包んで患部にあてがうのもおすすめですが、長時間の冷やし過ぎには注意してください。

慢性の場合

ジクジクとうずくような慢性の痛みや、発症から2~3日程度経過して炎症が治まった後は、患部を温めることが痛みの緩和につながります。

血行が良くなることで細胞が活性化し、ダメージ回復も促進できますよ。

温め方としては温湿布や使い捨てカイロを患部に貼るか、ホットパックやドライヤーの風を15分以上あてると簡単。

入浴は体の中までしっかり温めることができるため、慢性的な腰痛の緩和におすすめです。

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腰痛をぶり返さないためには?

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腰痛のぶり返しを予防する方法を2つ、ご紹介しましょう。

腰痛を我慢する必要はありません。積極的に痛みを抑える対策が必要です。

どれも気軽にできるので、ぜひ試してみてください。

ストレッチを行う

腰痛のぶり返しの予防におすすめなのは、ストレッチです。

筋肉をしっかり伸ばして、痛みを予防しましょう。

・寝たままストレッチ

1.布団の上に仰向けになり、両手を頭の上に伸ばして全身を伸ばす。

2.両手を広げて肩を床につけ、片足を曲げて反対側に倒して半身を捩じる。両足とも繰り返す。

3.仰向けのまま片足を曲げ、両手で抱えて胸の中央に引き付ける。両足とも繰り返し、最後に両足を揃えて胸に引き付けてストレッチする。

・椅子を使ったストレッチ

1.椅子の背もたれを両手で持ち、後ろ向きにまたがる

2.つま先を正面に向けて自然に開いた状態で、腰を上げ下げする

3.膝がつま先より出ないように10~15回、1日に2~3セット程度ストレッチをする

・立ったままストレッチ

1.両足を広めに開いて立つ

2.両手を腰の後ろにあてて、息を吐きながら腰を反らして3秒間保つ。

3.1~2回程度、繰り返す。

どれも簡単で、運動が苦手な人でも取り組めますが、無理は禁物です。

腰に痛みを感じる場合は、ストレッチを中止して腰を休めましょう。

正しい姿勢で座る

腰痛は日常的な習慣も影響して引き起こされているため、姿勢の見直しもしましょう。

特に改善したいのが、デスクワーク中の椅子に座っているときの姿勢です。

S字カーブが崩れるような悪い姿勢を続けていると、腰回りの筋肉が緊張して、強い痛みがぶり返します。

顎を引いて背筋を伸ばし、足の裏を床につけて、膝が直角に曲がるように深く座るのが理想です。

正しい姿勢は見栄えも良く、集中力も向上するのでおすすめです。

寝具も見直す

ストレッチや姿勢の見直しをしても腰痛がぶり返してしまう場合は、寝具が身体にあっていない可能性があります。

朝目覚めて腰痛がある、睡眠時間は充分なのに疲れが取れないときは、普段使っている寝具の買い替えも検討しましょう。

枕の高さや硬さ選びも大事ですが、腰痛がぶり返してしまうときに重視すべきは敷布団です。

柔らか過ぎるとお尻周りが沈み、逆に固いと背中が浮いて腰に負担がかかるため、敷布団は背骨のS字カーブを理想の状態でキープできる、体圧分散できるものが理想的。

各社からさまざまな体圧分散敷布団が発売されていますが、自分にあっているのか不安で購入を迷っているなら、櫻道ふとん店の「腰いい寝」がおすすめです。

腰いい寝は超高反発ウレタンを凸凹状に表面加工した、点で支える腰痛対策敷布団。

無料で3週間レンタルでき、実際に寝てみて自分にあっているかを試せるため安心です。

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まとめ

腰痛がぶり返して長引くのはつらいものです。痛みがあると仕事などにも集中できません。

腰痛の原因はなかなか特定できずに厄介ですが、姿勢や寝具の見直し、ストレッチなどのセルフケアでも改善はできます。

早めの対処で、つらい腰痛のぶり返しを改善しましょう。