シンサレート布団の特徴や魅力、羽毛布団との違いをご紹介!

肌寒い季節になると、冬用掛け布団の買い換えを考える家庭も多いのではないでしょうか。一昔前は冬といえば羽毛布団が常識でしたが、近年はシンサレート布団への注目も高まっています。一部では「羽毛より暖かい」とまでいわれる防寒素材ですので、ぜひ選択肢に入れてみましょう。

とはいえ、シンサレートは伝統的な素材にくらべるとまだ歴史の浅い素材です。くわしくご存知ではないという人のために、今回はシンサレート布団の特徴や使用感を、羽毛布団と比較しながらご紹介します。

シンサレート布団のメリット・デメリット

シンサレートとは?

シンサレートは、セロハンテープを発明したことで知られる大手化学メーカー・3M社が開発したハイテク中綿素材です。名前は「thin=薄い」と「insulate=断熱する」を組み合わせたもので、文字どおり薄くて暖かいのが特徴となります。
布団の中綿としてメジャーになったのはまだ最近のことですが、素材自体はすでに80年代には日本で普及していました。軽さと防寒性を兼ね備えているため、スキーウェアや登山ウェアに広く採用されていたからです。雪山でも寒く感じない素材であれば、布団に使って暖かいのは当然といえますね。

シンサレート布団のメリット

シンサレート布団が羽毛布団より優れている点は、まずなんといってもお手入れの簡単さです。丁寧に扱わないとすぐに劣化してしまう羽毛と違い、シンサレートは化学繊維なので家庭でも簡単に丸洗いすることができます。
また、価格がお手頃なのも特徴でしょう。羽毛布団は5~10万円以上するものもめずらしくありませんが、シンサレート布団は1万円もあれば充分な品質のものを買うことが可能です。
実際の使用者のレビューでは、「子供が汚しても洗えるので衛生的」「ダニやハウスダスト対策になるからアレルギー持ちでも安心」「予算がなくても暖かく眠れる」といった意見が見られます。

シンサレート布団のデメリット

反対にデメリットとしては、体へのフィット感のなさを指摘する声が目立ちます。羽毛布団ほど体に密着してくれないため、シンサレート布団を直接体に掛けると寝返りのたびにズレてしまう可能性もあるでしょう。
また、「羽毛より暖かい」という評価は、あくまでも同じ厚さで比較した場合の話です。シンサレートは薄さと軽さも売りですから、市販品では薄手のものが大半です。実際の使用感としては、羽毛とシンサレートとでそこまで大きな違いはないかもしれません。
使用者のレビューでは、「はだけやすいので寝相が悪い人には向かない」「フィット感がないから肩口が寒い」「思っていたほど暖かくない」といった否定的なコメントもありました。快適にシンサレート布団を使うためには、ほかの寝具と組み合わせるのがおすすめです。その方法を詳しく知りたい方は『冬に快眠する布団の使い方のコツ』をご覧ください。

なお、当サイトでおすすめするのはシンサレート布団だけではありません。温かさという機能面では羽毛布団にも負けない布団をご紹介しましょう。詳しく知りたい方は『身体を温める布団なら温泉掛布団がおすすめ!【櫻道ふとん店】』をご覧ください。