日々のダメージからマットレスを守るために
マットレスにとって最大の敵は「湿気」です。カビやダニが発生する原因となるだけでなく、奥まで水分が染みこんだ場合には素材の劣化を招き、取り返しのつかないダメージを受ける可能性もあるでしょう。
一般的にマットレスは敷布団よりも通気性が高いのですが、それはあくまでも日頃から正しくお手入れをしている場合の話。私たちは毎晩大量の寝汗をかきますので、ずっと敷きっぱなしにしていれば床側の面にはどんどん湿気がこもっていきます。1日でも長く快適にマットレスを使うためには、適切なお手入れが欠かせません。
定期的に壁に立てかける
湿気を取り除くための最も簡単な方法は、外に干すことです。しかしマットレスは布団と違って折りたためませんし、日光に弱い素材でできているものが大半なので、天日干しには向きません。
そこでマットレスの場合は、定期的に壁に立てかけるとよいでしょう。もともと通気性は高い素材ですから、満遍なく空気に触れさせてあげれば湿気は逃げていってくれます。所要時間は、梅雨時や真夏のような湿度の高い時期は5時間程度、それ以外の季節であれば3時間程度で充分です。
ベッドパッドの交換はこまめに
湿気によるダメージを防ぐのであれば、そもそも汗をマットレスに極力吸わせないことが大切です。必ずベッドパッドを敷き、直接マットレスの上では寝ないように心がけましょう。
そして同じくらい大切なのは、最低でも週に1回以上ベッドパッドを交換するということです。せっかくベッドパッドを敷いていても、そこに染みこんだ汗がマットレスまで伝わってしまうのでは何の意味もありません。とくに暑い時期には、週2回以上交換すべきです。
こまめに上下の入れ替えを
快適な寝心地を長くキープするためには、マットレスの上下を入れ替えることも大切です。私たちには人それぞれ、眠るときの癖があります。ずっと同じ方向で寝ていると同じ部分にばかり体重がかかってしまうので、マットレスの劣化が早まってしまうのです。
入れ替えの頻度としては、3か月に1度程度を目安にするとよいでしょう。マットレスを持ち上げたタイミングで壁に立てかけて乾燥させれば、お手例の手間も省けて一石二鳥です。
こまめにお手入れをしたうえで、もしマットレスに寿命により「買い替えたい」、または「敷布団からマットレスに替えようと考えている」と考えている方々のためにマットレスを取り扱っている寝具店をご紹介します。テンピュールについては『寿命が長い!5年間の長期保証が魅力』を、マニフレックスについては『イタリア発!マニフレックスの敷布団ラインナップ』をご覧ください。