ママ必見!オーガニックコットンが選ばれる理由

赤ちゃん用寝具の素材として、年々オーガニックコットンの人気が高まっています。ふわふわと肌にやさしく保温性も高いオーガニックコットンは、デリケートな赤ちゃんの体を包み込むのにうってつけの素材です。1枚もっているだけで温度調節はぐっと簡単になるでしょう。
しかし、オーガニックコットンが一般的なコットンとどう違うのか、くわしく理解している人は意外と少ないかもしれません。なぜ多くのママにオーガニックコットンが選ばれているのか、その理由を探ってみましょう。

天然素材オーガニックコットンの基礎知識

低刺激で安心なオーガニックコットン

オーガニックコットンとは、有機栽培によって育てられた綿花からとられるコットンのことです。化学肥料や農薬を使用せずに作られているのが特徴で、人にも環境にもやさしい素材だといえます。オーガニックフードのコットン版だと考えるとわかりやすいのではないでしょうか。
一般的なコットンは、綿花の栽培の際に化学肥料や農薬、除草剤などを使用していますし、その後の製品加工においても漂白剤や化学染料が使われています。天然素材でありながら、実際のコットン製品は化学成分だらけなのが実情です。
もちろん日本で流通しているものは安全基準を満たしたものばかりですが、赤ちゃんはデリケートです。大人であれば気にならないような些細な刺激が負担になる可能性もあるでしょう。フワフワとやわらかく刺激の少ないオーガニックコットンは、アトピーや乾燥肌の赤ちゃんにも安心して使うことができます。

オーガニックコットンに対する誤解と注意点

ただし、近年は「オーガニックコットン」という言葉が一人歩きしている面もあるため、注意が必要です。
コットンは野菜や果物と違ってあくまでも加工品ですので、実は一般的なコットンであっても残留農薬はほとんど検出されません。科学的な検査でも有機栽培であるかどうかの判定は不可能だといいます。
そもそもオーガニックコットンが誕生したのは、地球環境への影響や労働者の人権を配慮してのことでした。専門機関も「コットン自体の質は変わらない」と断言しています。一般的なコットンとの最大の違いは、栽培が有機であるかどうかよりも、むしろ加工時に化学成分を使っているかどうかの部分に表れます。
肌触りがやわらかで刺激の少ないオーガニックコットンはたしかに赤ちゃんに最適ですが、オーガニックという言葉に惑わされすぎないように気をつけましょう。

今回はオーガニックコットンという素材をご紹介しましたが、赤ちゃんを寝かせつけるベビー布団などの寝具選びも大切ですよね。そのベビー寝具の選び方や注意点などをご紹介しましょう。詳しく知りたい方は『赤ちゃんを寝かせる布団と理想的な選び方とは!?』をご覧ください。
また、涼しい秋の夜長を快眠するためにやるべきこと、なども合わせてご紹介しておきます。詳細は『秋口は布団の大掃除!夏を越えた布団をいたわる方法』をご覧ください。