キッズ布団のセットを買うメリット
最初に、キッズ布団セットを購入するメリットについて解説していきます。
ベビー期を卒業した子どもは体のサイズが小さいため、大人用の大きな布団で代用しているパパやママも多いかもしれません。しかし子どもと大人の体はサイズだけでなく、体質も眠り方も違うもの。
大人用の布団ではよく眠れなくて、夜中に目を覚まして遊び始めてしまったり、夜泣きで大人を困らせたりする子も多いです。ピッタリサイズのキッズ布団を誂えてあげることで、子どもの眠りの質を改善しましょう。
買ってすぐに使える
キッズ布団セットの最大の魅力は、掛け布団から敷布団、枕やカバーまでがすべてセットになっていることでしょう。
こまごまとした寝具をひとつずつ揃えていくのは、意外と大変です。ましてやサイズが特殊な子ども用布団の場合は、カバーのバリエーションが少なく、布団にぴったりのものが手に入らないことも。寝具の組み合わせがうまくいかないと布団がもたついて、子どもが快適に眠るのを妨げてしまうケースも散見されます。
これに比べてキッズ布団セットなら、寝具の組み合わせはバッチリ。寝具を選ぶ面倒もなく、購入したその日からすぐに使い始めることができるため、何かと忙しい子育て家庭にぴったりです。
セットで揃えることで、割安なのもセット商品の魅力でしょう。将来的に子どもが成長してサイズアウトした際も、新しい布団セットに買い替える負担感が少ないのも嬉しいポイントです。
デザインが豊富
キッズ布団セットは子ども用だけあって、幼児が好む可愛いデザインの商品が多いのも大きなメリットです。
子どもによってはなかなか寝付かずにパパやママを悩ませる子もいますが、お気に入りの柄のキッズ布団セットなら、入眠儀式を受け入れるのもスムーズ。比較的軽い作りの商品が多く、子どもも愛着を持って扱えるため、布団のお片付けなどの生活習慣を覚えさせるトレーニングに活用するのもおすすめです。
またそれぞれの寝具がすべてセットになっていることで、お部屋の中で統一感を持たせられるのもキッズ布団セットの良いところ。子ども用の布団はどうしてもカラフルでお部屋の中で浮いてしまいがちですが、大人用と並べても違和感なく置きやすいでしょう。
キッズ布団セットで使われている素材
子ども用の布団はサイズばかりに注目しがちですが、実は素材こそ、寝心地や家庭での使い勝手を大きく左右する重要な要素です。というのも、子どもの体は大人以上にデリケートで、布団もより丁寧に選ぶことが要求されるからです。
まず小さな子どもは体温調節機能が未熟で、非常にたくさんの寝汗をかきます。また、子どもはおねしょなどで布団を汚すリスクが高いのも困りもの。
体力や免疫力が低い面もあって、子ども用の布団は衛生的管理がかかせません。キッズ布団セットは吸湿性とメンテナンス性を重視して、素材を選ぶことをおすすめします。
寝汗の吸収性を重視するなら最適なのは羊毛やコットンですが、キッズ布団セットの大半には、ポリエステル素材が使われています。これは合成繊維のポリエステル綿なら家庭用の洗濯機で気軽に洗うことができ、汚れやすい子ども用布団でも安心だからでしょう。
しかもポリエステルは速乾性にも優れた素材。洗濯後に乾かす手間がかかりにくいのも、家庭で嬉しいポイントです。
ポリエステルは羊毛などの天然素材と比較して、格段にリーズナブル。将来的な買い替えを考えると、子育て家庭にとってメリットの高い素材だといえるでしょう。
その反面で、ポリエステル綿は蒸れやすいのがデメリットです。蒸れて子どもが寝苦しくなるのを防ぐため、吸水性の良いパッドを併用するといいでしょう。パッドを使えば洗濯もしやすくなって、一石二鳥です。
キッズ布団セットの選び方
最後に、キッズ布団セットの選び方のポイントを解説しておきます。
キッズ布団セットにもさまざまな商品がありますが、大事なのは使い方にあわせて選ぶことです。どんな場所で使うかも考えて、子どものお気に入りを探してください。
お手入れがしやすい素材
家庭で毎日の就寝に使う場合は汚れやすいため、お手入れしやすい商品を選ぶといいでしょう。小さな子どもは冬でもたくさんの寝汗をかくため、家庭で気軽に洗える、ウォッシャブルタイプがおすすめです。
また幼児は免疫力、体力共に弱く、アレルゲンなどにも過敏に反応しやすい傾向があります。本人の肌の状態や体質によっては、アレルギー体質に対応しているかもチェックしましょう。
アレルギーリスクが少ない場合でも、抗菌・防臭、ダニ・ホコリ対策に配慮されている商品なら安心です。
持ち運びしやすい厚さとサイズ感
お昼寝用に選ぶなら、持ち運びやすい厚さやサイズ感を重視して選ぶことをおすすめします。子ども用の布団はサイズが小さいため軽量ですが、使うのは子どもです。
子どもでもたたみやすい薄めの布団を選ぶと、お部屋の移動がスムーズなので、洗濯や干すのも簡単で、日常的に使いやすくなります。
とはいえ敷布団の厚みは寝心地を大きく左右するため、薄さばかりを重視するのは好ましくありません。例えばフローリングなどの硬い床材の上でお昼寝するならクッション性を優先させて厚みのあるものを選びます。畳やカーペット敷の柔らかい床材で使う際には、携帯性を優先して薄めを選ぶなど、場所にあわせて使い分けて考えるといいでしょう。
また保育園や幼稚園のお昼寝用布団として使うなら、最優先させるべきは軽さと、たたんでコンパクトになる収納性です。軽量なポリエステル綿を使った、薄めのキッズ布団セットを選ぶといいでしょう。
通園時は荷物が多く、また常に子どもと手をつないで歩く必要があるため、両手をフリーにして布団を持つのが理想的。収納バックももれなくセットになった商品を選ぶと安心です。
まとめ
成長段階の子ども用布団を選ぶのは難しいため、リーズナブルに揃えられるキッズ布団が便利です。子どもの成長にとって、快適な眠りは欠かせません。
あなたも使い方にあったキッズ布団を選んで、子どもを大きく、健康に育てましょう。