布団についたカビの落とし方

布団 カビ 落とし方 見出し1

布団についたカビの落とし方を、敷布団とカバー類に分けてご紹介していきます。

布団についたカビは呼吸器疾患やアレルギーを引き起こすリスクがあるため、そのままにしておいてはいけません。表面に黒いポツポツができたときや、布団がカビ臭い場合は、早めに対処しましょう。

敷布団の場合

敷布団についたカビは単純に拭き取るだけでなく、殺菌処理までしておく必要があります。口に入っても安全な重曹を使って、段取り良くカビを取り除きましょう。

用意する物

 ティッシュやキッチンペーパー
 タオル
 使い古した歯ブラシ
 スプレーボトル
 重曹
 スプレータイプの消毒用エタノール

手順

1. 軽く湿らせたティッシュやキッチンペーパーを使い、上から優しく押さえて、カビの胞子を取り除く
2. 拭き取ったら、表面に掃除機を軽くかける
3. スプレーボトルに水100ミリリットルと重曹小さじ1杯を入れて重曹水を作り、カビまわりに吹きかけて、3分程度おく
4. カビが浮いてきたら歯ブラシで布団の表面を優しく擦り、汚れを取り除く
5. 清潔な布タオルを使って、水分を吸い取る
6. 市販の消毒用エタノールをカビまわりにスプレーし、除菌する
7. 布団を風通しの良い場所に干すか、範囲が小さい場合はドライヤーを使って、しっかり中綿まで乾燥させる
8. 布団が乾いたら表面に掃除機をかけて、カビ菌や胞子の残りを取り除く

布団シーツやカバーの場合

布団のカバーにカビがついた場合は、洗濯で取り除くことが可能です。ただし日常的な洗い方ではカビ退治は難しいため、漂白剤を使ってしっかり除菌するといいでしょう。

酸素系漂白剤なら色落ちや生地のダメージも少なめですが、安全のためにも必ず換気をし、ゴム手袋やマスクを使ってくださいね。

用意する物

 漂白剤
 ゴム手袋とマスク
 バケツか洗濯用のたらい
 使い古した歯ブラシ

手順

1. 40℃程度の湯を使ってパッケージの記載通りに漂白剤の希釈液を作り、カビがついた部分を表面に出して折りたたんだカバーを、1時間ほどつけておく
2. 汚れが浮いたら、歯ブラシで優しく擦ってカビを取り除く
3. 軽くすすいで漂白剤を洗い流したら、洗濯機で洗剤を使って洗う
4. 洗濯後は天日干しで、しっかり乾燥させる

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どうしても自分で落とせないときはどうする?

布団 カビ 落とし方 見出し2

ご紹介した方法を試しても、布団のカビが残ってしまう場合の対処法をご紹介します。

繊維の奥まで根を張ってしまうと、カビはなかなか取り除けません。見た目に問題がなくても、布団の中綿の奥にカビが繁殖することもあるため、しっかり対処したいですね。

クリーニング業者に依頼する

ご家庭でどうしても取り除けないカビは、布団のクリーニング業者にお任せするのが一番です。プロの手にかかれば側生地や中綿のダメージも少なく済み、布団の表面だけでなく、中綿までしっかりとカビ取りできます。

ただし、クリーニングに出す場合はそれなりのお値段がかかりますし、日数も要するため、洗い替え用の布団が必要です。なかにはクリーニング中の敷布団をレンタルしてくれる専門業者もいるため、上手に活用しましょう。

布団を処分し、新しく買い替える

布団についたカビがどうしても取り除けないなら、古いものを処分して、新しい布団に買い替えるのも選択肢のひとつです。

古い布団は湿気や汚れが溜まり、カビが繁殖しやすいため、買い替えのタイミングと考えても支障はありません。不要な布団は粗大ごみか、布団を解体して一般ごみに出すこともできます。まずはお住まいの自治体の廃棄方法に従いましょう。

新しく布団を買い替えるなら、櫻道ふとん店の敷布団がおすすめです。

櫻道ふとん店は、腰痛対策に効果的な「腰いい寝」でも有名な老舗の布団専門店です。腰いい寝なら軽くて上げ下げがしやすく、壁に立て掛けておくだけで簡単に湿気の除去ができるため、カビの発生リスクを減らせますよ。

防ダニ効果もあるため、アレルギーが気になる人やお子さん、お年寄りでも使いやすい敷布団です。カビに強く、お手入れが簡単な敷布団を探しているなら、一度櫻道ふとん店に相談してみてはいかがでしょうか。

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布団にカビが発生しないようにするには

布団 カビ 落とし方 見出し2

最後に、布団にカビを繁殖させない予防法をご紹介していきましょう。

布団のカビ対策は、落とし方を知るだけでは充分とはいえません。普段の布団の使い方やお手入れ方法を見直して、しっかりカビを防ぐことを心掛けましょう。

常に清潔な状態を保つ

カビは布団に溜まった湿気とフケや皮脂などの汚れをエサに繁殖するため、布団を常に清潔に保つことがカビ予防の早道です。シーツやカバーは週1回交換して、洗濯をして使いましょう。

カビに餌を与えないためにも、布団にこまめに掃除機をかけることをおすすめします。布団専用のノズルがあると便利ですよ。布団についたフケを減らせるだけでなく、ダニ対策にも効果的です。

布団は寝汗を吸い取って湿気を溜め込みやすいため、定期的な天日干しをして使うことをおすすめします。忙しい場合は布団乾燥機を使うか、布団を椅子などに広げて掛けて、部屋干しすると良いでしょう。

敷きっぱなしにしない

布団を敷きっぱなしにしないことも、カビ予防では重要です。布団はこまめに上げ下げして使いましょう。

湿気は下に向かうため、布団を敷きっぱなしにしていると床との間に湿気が溜まり、カビが繁殖します。久しぶりに布団をめくったらカビで真っ黒だったということになりかねないので、注意してください。

布団を畳やフローリングに直接敷かない

畳やフローリングに布団を直敷きしないのも、カビ予防に効果的です。特にフローリングは、吸湿性がありません。湿気が逃げずにそのまま布団に蓄積し、下からの冷気で冷やされてじめつき、カビの発生を招きます。

ベッドが使えない場合は、布団の下にすのこや、バスタオルなどを敷いておくと良いでしょう。すのこは布団と床の間に隙間を作り、風通しを良くすることでカビの発生を防ぎます。パイル地は吸湿性が良く、布団のじめつきを抑える効果が期待できるため、こまめに交換して使ってください。

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まとめ

布団のカビに気がつくと慌ててしまうものの、落とし方を知っておけば、布団のカビはご家庭でも対処可能です。

カビ予防もしながら、場合によっては買い替えも検討して、布団はいつも清潔に使うことを心掛けましょう。