電気毛布は家庭で洗える?正しい洗い方を紹介

いよいよ冬本番になると、暖房機能を備えた寝具が活躍してくれます。なかでも電気毛布はその代表格といえるでしょう。冷え込む夜にもすぐに体全体を温めてくれますので、寒がりの人にとっては欠かせないアイテムといえますね。

しかし電気毛布は体に直接触れるものなので、知らず知らずのうちに汚れています。膝掛けとして利用している場合には、ついつい飲み物などをこぼしてしまうこともあるでしょう。衛生面を考えれば、定期的なお手入れが欠かせません。

一昔前までは、電気毛布といえば水気厳禁が常識でした。ところが近年は技術の進歩もあり、丸洗いできるものも増えてきています。そこで今回は、電気毛布の正しい洗い方をご紹介します。

●電気毛布を洗う際には「取扱説明書」を必ずチェック

家庭での洗濯の鉄則は、まず洗いたいものの洗濯表示マークを確認することです。しかし電気毛布の場合は、それよりも先にチェックしなければならないものがあります。それは製品の取扱説明書です。
電気毛布は電気製品ですので、その仕組みや素材は製品によってまちまちです。洗濯可能かどうかの判断は、メーカーが提供している情報だけを頼りにしましょう。洗濯に適していない製品を無理に洗うと故障のリスクがあるだけでなく、火災の原因にもなりかねません。自己判断は絶対NGです。

●洗濯機で洗う方法

洗える電気毛布であることが判明したら、次に洗濯機に対応しているかどうかを調べましょう。これも取扱説明書に条件が載っているはずです。基本的には、ふつうの毛布に対応している洗濯機であれば洗えるはずです。「毛布コース」の有無を確認してください。
用意するものは、中性洗剤と洗濯ネットです。はじめに電気毛布からコントローラ部分を外し、コネクタが内側に隠れるようたたみながらネットに収めます。それから洗濯槽に30℃程度のぬるま湯を入れ、洗剤を溶かしましょう。あとは一般の毛布と同じように洗濯を進めるだけです。
注意点としては、ほかの洗濯物と一緒に洗わないようにしてください。また、乾燥機は使わずに部屋干しをするほうがより安心です。

●手洗いする方法

一方、洗濯機に対応していない場合には手洗いをしなければなりません。中性洗剤とタライを用意しましょう。電気毛布からコントローラを外して折りたたむところまでは、洗濯機での洗い方と共通の手順です。タライに入りきるサイズまで小さくなったら、ぬるま湯をくみ中性洗剤をよく溶かしてください。
洗い方のポイントとしては、押し洗いに徹することが重要です。こすったり叩いたりはせず、やさしく押しながら「沈める→浮かせる→沈める」を繰り返しましょう。20回ほど続けたら、あとは数回すすいで自然乾燥させたら完成です。
なお、手洗いだとつい雑巾のように絞りたくなってしまうかもしれませんが、これは内部の電熱線を損傷させるおそれがあるため絶対に避けましょう。