秋のベビー毛布とベビーブランケット 選び方のポイント
秋は最も寝具選びの難しい季節です。肌寒くなったり暑さがぶり返したりと気候は不安定ですし、同じ日の朝と夜で10℃以上気温が変わることもあります。大人でさえ温度調節が大変なのですから、デリケートな赤ちゃんであればなおさらでしょう。
秋に使うベビー毛布やベビーブランケットはどのように選ぶべきなのか、さまざまな角度からポイントをご紹介します。
ベビー寝具は赤ちゃんの視点で選ぶ
月齢別に重視するポイントは変わる
「赤ちゃん」と一口に言っても、新生児と生後12ヶ月とでは3倍も体重が変わります。体の機能もめまぐるしく成長していますので、ベビー毛布も月齢に応じて選び方を変える必要があります。
0~3ヶ月ごろまでの赤ちゃんはまだ汗をかかないため、体温をコントロールすることができません。そのため、特に保温性を重視して選ぶ必要があるでしょう。ところが6ヶ月ごろになると、今度は大人以上に大量の汗をかくようになりますので、寝冷えを防ぐために吸湿性・放湿性を意識する必要が出てきます。さらに、10~12ヶ月になると活発に寝返りを打つようになりますから、動いてもはみ出さないだけの大きさが求められます。
月齢による体質の違いを考慮せずに「秋は涼しいから」という理由だけで選んでしまうと、大切な赤ちゃんが体調を崩してしまうことになりかねません。
また、季節関係なく赤ちゃんを寝かせるための布団選びはとても重要です。先述した体温のコントロールに関連しますが、安全面にも気を付けなければいけません。その理由は『赤ちゃんを寝かせる布団と理想的な選び方とは!?』をご覧ください。
素材はウールやコットンを中心に考える
ベビー寝具の素材については、なによりもまず肌にやさしいことが大切です。赤ちゃんの肌はまだやわらかく繊細ですし、一日のほとんどを寝て過ごします。特に、寝返りを打てるようになってからはちょっとした摩擦でも負担になる可能性がありますので、できるだけ刺激の少ない素材を選びましょう。
また、同じく負担を減らすという意味では軽さも重要です。大人の1/10程度しか体重がないということは、同じものでも10倍以上の重さに感じられるということ。暖かさを重視するとついつい厚手の毛布を選びがちですが、できるだけ軽い素材を選びましょう。
「肌触りがやさしく軽くて暖かい」という条件を満たす素材といえば、ウールとコットンが代表格です。春夏用であれば化学繊維のものも悪くありませんが、保温性や静電気の問題を考えると、秋以降は天然素材のをおすすめします。
また、肌にやさしく保温性が高いといえばオーガニックコットンもおすすめします。育児中のママに人気が高いそうですが、なぜなのでしょうか?その選ばれる理由については『低刺激で安心なオーガニックコットン』をご覧ください。
大人用で代用するときの注意点
赤ちゃんの成長スピードは速いですから、ベビーサイズの毛布やブランケットが活躍してくれる期間はあまり長くありません。そのため、大人用で代用しようとする家庭も多いかと思います。もし大人用の毛布を赤ちゃんに使用するときは『毛布の正しい選び方と素材の特徴をご紹介』をご参考にしてみてください。
ここまでご紹介してきたようなポイントさえ守っていれば、基本的には大人用でも問題はありません。ただし、赤ちゃんはなんでも口に含む癖がありますので、衛生面には充分に注意するようにしてください。