■ぐっすり睡眠のための呼吸法とは!
寝ようと思ってもなかなか眠れないことはよくあることです。
身体と頭の疲れ具合のバランスが崩れていたり、アルコールが入りすぎて興奮気味であったり、寝る前にパソコンやゲームをして、強い光を見続けたなどというようなことが原因ではないでしょうか。
そうなるとベッドや布団に入ったものの、1時間経とうと2時間経とうと、目が覚めたままで睡眠になりません。
その時こそ、呼吸を整える呼吸法の出番です。深呼吸で良いのです。深呼吸を何回か繰り返しているうちに、身体と心が整ってきます。
余計な考えやゲームでの口惜しさなども忘れていき、興奮も醒め、アルコールの影響も少しは薄らぎ、やがて深い眠りに導かれます。眠れないときには呼吸を整えることが一番です。睡眠のための特別な呼吸法があるわけではありません。深呼吸をゆっくりと繰り返すのが良いとされています。
あえて活用法ということで言えば、座禅を組むときの呼吸法が睡眠にいざなうときにも適していると言えるでしょう。座禅を組むときの呼吸法は、本来は姿勢を正しく保ち行わなければなりません。
すなわち、両手を合わせたまま天に突き出し、そのまま回すようにして下ろし、身体の前で手のひらを上にして柔らかく組むという姿勢です。背骨がまっすぐになり、これが無我の境地に入る基本的なものとされています。
その上で、ゆっくり三拍吸い込み、時間をかけながら七拍吐いていきます。三を数えながら吸い、七を数えながら吐くというものです。
世の中に健康法というものが色々紹介されていますが、長い時間をかけた吐き方などもその一つであり、どうやら共通性が見られます。眠れそうもないときに、この呼吸を寝る姿勢で繰り返していると、いつの間にか眠りにつけるはずです。