寝室は場所によって安眠できるかが異なる

■良質な睡眠をとるために寝室と生活の場を分ける

安眠状態を確保、維持するには様々な方法がありますが、睡眠環境を整備することも有効な方法の一つです。ポイントとなるのは寝室の確保です。もう少し掘り下げて言えば、生活する場所と睡眠をとる場所を明確に分けることが必要ということです。

例えば、冬場にコタツに入って、テレビを見ながらビールを飲んでいるうちに、いつの間にか寝てしまったというのは安眠ではなく仮眠に過ぎません。一時期は快適かもしれませんが、安眠の効果であるリラックスや疲労回復には結び付きません。従って、睡眠専用の場所を設けることが必要です。

しかし、住宅スペースの問題で寝室として確保できないケースもあります。特に1人暮らしでワンルームや1Kで生活する人にとって、寝室としてのスペースを独立して確保するのは困難でしょう。

住居スペース的に独立した寝室を設けることが困難な場合はまず、寝る場所を決め確保しておくことです。その部分にベッドでも布団でも置くことです。

確保したら周りには、あまり物を置かないようにしましょう。最も置いてはいけないのはテレビです。寝室にテレビを置いてしまうと寝ながら見てしまう習慣に陥りがちです。就寝時にテレビを見ることは安眠を妨げる要因の一つになります。

同様の理由で、本や雑誌類も極力置かないようにすることです。就寝時にお気に入りの本や雑誌に目を通してしまうと、ついつい夢中になって読み続けてしまうということになりがちだからです。

また、お仕事をしている方は仕事関連の物も置かないようにしましょう。仕事のストレスがそのまま寝室にも持ち込まれる形となり、やはり安眠の妨げになります。

逆にお香やグリーンなど、リラックス効果をもたらす物を置くのは安眠促進に繋がります。お好みのお香やグリーンを探してみましょう。