冬用ピローパッドはこう選ぶ!おすすめ素材3種
「枕が変わると眠れない」という人も多いように、心地よい睡眠を実現するためには枕にもこだわる必要があります。しかし、ふだん気にしているのは高さや堅さばかりではありませんか?
睡眠の質は、実は「枕の暖かさ」によっても左右されます。特に冬は、いかに首回りを暖かくするかで眠りの深さが変わるといっても過言ではありません。これからの寒い季節にこそ、ピローパッドが大活躍してくれるはずです。
そこで今回は、冬用のピローパッドをどのように選べばよいのか、おすすめの素材3種類とともにご紹介します。
ピローパッドとは?基本をおさらい
一度使うと手放せないピローパッドですが、世の中には使用経験のない人も案外多いようです。枕カバーと混同している人も見られますので、まずはピローパッドの基本からおさらいしておきましょう。
ピローパッドは、枕の上にのせて使用する寝具です。枕カバーのように完全に覆ってしまうのではなく、表面だけにゴムバンドで固定するタイプが一般的です。敷きパッドの枕バージョンだと考えるとわかりやすいのではないでしょうか。
ピローパッドの役割のひとつは、枕カバーと同じように汗や皮脂汚れから枕を守ること。枕カバーよりも着脱が簡単なので洗いやすいですし、面積が少ないぶん価格帯も安いため、ピローパッドを好んで使用している人は多いです。
それに加えてピローパッドは加工しやすいため、枕カバー以上に商品のバリエーションが豊富だという特徴もあります。私たち人間は、後頭部を暖めたり冷やしたりするだけで体感温度が3~5℃も変わるといわれています。季節に合わせてピローパッドを使い分けることで、より快適な睡眠を簡単に得られるというわけです。
冬におすすめの3つの素材
(1)フランネル
フランネルは、寒い季節に人気の起毛素材です。起毛がふんわりと空気を閉じ込めてくれますので、高い保温性をもちます。肌触りもやわらかいため、肌の弱い人でも安心して顔を載せることができるでしょう。
ただし、起毛素材の宿命としてフランネルには毛玉がつきやすいという弱点があります。摩擦にも弱いですから、寝返りのたびに頭がこすれるピローパッドの素材としては短命です。1000円以内で購入できるので使い捨てるつもりで使用するとよいでしょう。
(2)マイクロファイバー
冬用寝具といえば、忘れてはならないのがマイクロファイバーです。超極細繊維が絡み合っているため、軽くて暖かく肌触りも滑らかという特徴をもちます。丸洗いも可能ですから、汗や皮脂で汚れたとしても簡単にお手入れできるのが嬉しいところですね。
デメリットは、熱に弱いという点でしょう。暖房器具のすぐ近くで利用すると、縮んだり穴が空いたりする可能性があります。また、繊維が細かいため摩擦には強くありません。こちらも1000円程度で購入できますので、やはり消耗品として考えましょう。
(3)ポリエステル
耐久性を重視するのであれば、ポリエステルのピローパッドがダントツです。吸湿性・放湿性も高いため、寝汗を気にせずさっぱりと眠ることができるでしょう。また、マイクロファイバーのように熱に弱いという弱点もありません。
しかしこちらは、静電気を帯びやすい素材です。ホコリが顔の近くに集まってくることになりますから、アレルギーもちの人は避けたほうが無難です。こちらも1000円以下で購入可能なので、予算はあまり考慮せず、ほかのポイントを重視して比較しましょう。