■知っていますか?良質な睡眠に効果的な入浴温度と時間



安眠に結びつく効果的な方法の一つに入浴があります。普段日常的に行っている入浴ですが、入浴の方法によって安眠に効果をもたらす場合もあれば妨げになってしまう場合もあります。

そのポイントは温度と時間にあるのです。人によって快適な温度は様々で熱めのお湯に浸かるのが好きな人もいれば、ぬるめのお湯に浸かるのが好きな人もいます。

しかし、安眠という観点で言えばぬるめのお湯に入るのが正解です。入る時間ですが、これは就寝直前が最適になります。浴室から上がり身体を乾かしたらそのまま就寝することが最もスムーズに睡眠に導かれるプロセスになります。

逆に上がってから食事をしたりアルコールを飲んだりすれば、たちまち快眠の妨げとなります。せっかく快適な温度で入浴しても、入り方を間違えれば安眠に結びつかないことがあります。

大切なのは、浴室から上がる直前には必ず湯船に浸かることです。ぬるめの湯船に最後に身体を沈めることで、少しずつ全身が温まってきます。その後、湯冷めをしないように身体をよく乾かし就寝するようにします。

また、入浴後は速やかに寝室に行くようにしましょう。台所で水分補給位は必要ですが、何か食べたりテレビを見たりすると、せっかく快適な温度にあった体温が次第に冷えてきます。つまり安眠に必要だった適度な温度が失われてしまっているのです。

最も避けなければならないのは、ビール等のアルコール類を摂取してしまうことです。一時的に睡魔に襲われることはありますが、熟睡には繋がらず睡眠は浅い状態のままになります。到底安眠とは成り得ません。

また、せっかく寝室に入ってもテレビを見たり、読書をしたりして過ごさないようにしましょう。まだ眠くなくても消灯し、就寝することです。