眠れない夜の安眠対策|お灸でツボを刺激
身体には無数のツボがあり、このツボを刺激することで様々な良い効果が身体に現れます。その中には安眠に効くツボもあります。
このツボは指で押しても効果がありますが、腕が疲れてしまったり、手が届かない所や力加減の難しいツボもあります。
このような時に便利なのがお灸です。お灸というと火傷の心配があったり、上手くツボに乗せるのが難しそうですが、最近のお灸は一人でも簡単に出来るしくみになっています。
固いスポンジの上にゆっくり火が回るように加工されたもぐさが固められて乗っていて、そのスポンジの裏はシール状になっています。このシールをはがし、火を付けてツボにピタリと貼り付けるだけで上手く出来るようになっています。
安眠対策に効くツボは、代表的な場所で四ヶ所あります。身体の上の方から行きますと、まずは鳩尾(きゅうび)です。左右の肋骨がくっついている最上点から少し下がったところに指先ほどの突起(胸骨剣状突起)があります。その先端のすぐ下にあります。強く押すと気持ちが悪くなる場所なのでお灸が効果的です。
次は関元(かんげん)です。おへそから指の幅4本分下がったところの身体の中心線上にあります。次は足になりますが、三陰交(さんいんこう)です。ここは内くるぶしの中心から指の幅4本分上がった場所にあります。
最後は太衝(たいしょう)です。足の甲の第1指と第2指の骨が交わる所にあるくぼみで、押さえて痛んだり気持ちが良かったりするところです。
これらのツボにお灸をすることで安眠効果が現れます。早い方はその日のうちに効果が出ますが、数日から1週間位かかる方もいます。焦らずにゆっくりとした気持ちで続けてみて下さい。
安眠につなげるためにはツボを刺激する他にも睡眠の質を上げることが重要だと思います。詳細は『睡眠は量より質!快眠度向上のコツ』をご覧ください。