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掃除機をかけるだけで布団のダニ、ホコリの対策は十分?
布団のダニ退治が出来る…と標榜する掃除機が売られていますが、果たして掃除機の力だけでダニを除去することは可能なのでしょうか?また、布団に付着したホコリなどを取り除く場合、掃除機をかけるだけで充分なのか疑問に思われている方も多いことでしょう。
こちらでは日頃の布団ケアについて1から見直し、より布団を長持ちさせる、あるいは快眠度をアップさせるための方法を模索していきたいと思います。また、ダニやホコリを除去することで咳、痒みなどの発生確率を下げることも期待できますので、特にアレルゲンに過敏な方は、より布団の手入れに力を入れることが必要ですよ!
布団に掃除機をかける意味は?
中には掃除の時に何となく掃除機をあてているだけ…という方もいらっしゃるでしょうから、まずは「なぜ布団に掃除機をかけるのか」という部分を解説することにしましょう。掃除機をかける目的は、表面のゴミ、ホコリを吸い込むのに加え、ダニ、ダニの死骸や糞を取り除くことです。ダニの中には人を刺す種類もいますし、死骸や糞もアレルゲンとなって痒み、人によっては咳き込みの原因になります。こういった物質を少しでも減らし、布団が身体に優しい状態を保つ、それが掃除機をかける主目的なのです。
掃除機のかけ方にコツはあるの?
漫然と全体に掃除機をあてるというのでも、何もしないよりずっと良いですが、より効率的にダニを減らす方法が存在します。時間がなく、天日干しの後に布団表面に掃除機をかけ、その後に布団カバー、中身の縫い目に沿って入念に掃除機をかけてください。実は縫い目の部分がもっともダニが入り込みやすく、縫い目のシワの隙間あたりに隠れているケースが多いのです。
もちろん、布団用のローラーが付属した掃除機があれば、それを用いてください。よほど特殊な形状の掃除機でなければ、布団用ローラーを別途購入することも可能ですから、お持ちでない場合はホームセンターなどで揃えても良いでしょう。あるいは、ブラシヘッドを使うのもオススメです。ブラシでダニを掻き出すようにし、そのまま吸い込むので、かなり効率的にダニを除去することができます。
掃除機と併用して、ダニをゼロにする方法!
また、何としてもダニをゼロにしたい!という場合、掃除機をかけた後にアイロンを当てるという方法がオススメです。ただ、熱に弱い素材の場合はアイロンを当てることができませんので、きちんと布団のタグを確認してください。
具体的には掃除機をかけた後、アイロンのスチームを用いて布団全体に万遍なく押し当てるというのがダニ除去の方法です。そもそも布団の綿は断熱するために存在していますから、ドライのアイロンでは表面しか熱することができません。しかし、スチームアイロンの蒸気であれば、綿を通過して内部まで熱することが可能なのです。ダニは50度以上の高温に晒されると死滅しますから、沸騰するまで熱された蒸気を浴びれば、ひとたまりもありません!
少々面倒ではありますが、ダニに過敏なお子様の布団などにスチームアイロンを当てると、ピタリと問題がなくなった…という例も多いのでオススメですよ。