市販品の代表!ポリエステル毛布の特徴
最近の普及品に多用されている素材といえば、化学繊維のポリエステルです。スーパーやホームセンターで販売されている量産品はほとんどがポリエステル毛布となっています。
こちらでは、そんな身近な普及品であるポリエステル毛布の特徴について見ていくことにしましょう。
メリット&デメリット!ポリエステル毛布まとめ
それでは、ポリエステル製の毛布について、具体的な特性を解説させていただきます。個スパ重視の毛布をお探しの方でも、品質をまったく考慮しない…というわけではないでしょうから、しっかりと確認しておきましょう。
1.価格が非常にリーズナブル!
これは化学繊維の全般的な傾向ですが、ポリエステルはその中でも特にリーズナブルになっています。一昔前に化繊毛布の代表格だったアクリル毛布と比べても、価格はさらに安く、3,000円台の製品も珍しくありません。フリース生地が流行したあたりから、ポリエステルの保温性能に注目が集まり、ポリエステル毛布が安価な製品の1番手になったようです。
2.家の洗濯機で洗えるので扱いやすい!
家庭用の洗濯機が使用可能な製品も多く、汚れた場合の対処も簡単です。また、非常に乾きやすいので、干すのも楽。おねしょ、飲料をこぼした場合などに慌てる必要がないので、気楽に扱えるのがポイント。
3.吸湿性が低く、蒸れやすい…!
化学繊維の寝具というのは吸湿性が低く、寝ている間にかいた汗を充分に吸い込んでくれない…という欠点があります。これについてはポリエステルも同様で、寝具の中がジメジメしやすく、寝心地にはやや難点が。実際、無意識のうちに蹴飛ばして毛布が隅に追いやられているケースも多いようです。
以上のように、ポリエステル毛布は価格が安い一方で、機能面では他の素材に劣っている…という側面があります。同じ化学繊維の毛布を選ぶにしても、価格以外のポイントではアクリル毛布のほうが上回っていると考えて間違いないでしょう。
ポリエステル毛布を買う際の注意点
化学繊維の毛布なので、吸湿性、保温力とも天然繊維に比べると劣っているのは否めません。特に保温性については、同じ化繊であるアクリルと比較しても劣り、触ったときにヒンヤリとした感覚があります。
上記の理由から、どうしてもポリエステル毛布を購入するのであれば、敷き布団、掛け布団の保温力にはこだわらなければなりません。裏を返せば、布団の保温力に問題がなければ、ポリエステル毛布を足すだけでも冬を越すことは充分に可能ということです。毛布単体より、布団との総合力を考えるのが寝具選びのコツといえます。