総まとめ!マイヤー毛布の利点&欠点

ドイツのカールマイヤー製ラッセル機で製造された毛布様々な種類の毛布の中で、高い人気を博しているのがマイヤー毛布です。正確には素材ではなく製法に由来する種別。

この種の毛布が1968年に輸入されたドイツのカールマイヤー製ラッセル機で製造されたことから、マイヤー毛布と呼び始めたそうです。こちらでは、そんなマイヤー毛布の特性について細かく確認していくことにしましょう。

マイヤー毛布のメリット&デメリット

それでは、マイヤー毛布の特徴を具体的に解説させていただきますので、これから毛布を購入しようとされている方は、是非とも参考になさってください。

1.毛足が長く、手触りが良い!

編み込む方法で作っているため、素材の特性よりも、編み方による特性が強く出るのがマイヤー毛布の特色。毛足が長くなっているので、肌触りは非常に柔らかです。また、伸縮性があり、身体に密着することから“隙間から暖気が逃げる”といった現象が起こりにくいというメリットもあります。

2.基本的には化学繊維なので、性能はそれなり…!

毛足が長く高級感のあるマイヤー毛布ですが、素材はアクリルまたはポリエステルである場合が圧倒的に多いです。要するに、化学繊維でありなら高級感がある…という部分が売りであり“素材で勝負できないがゆえに、製法を進化させた”といった印象があることは否めません。保温力こそ密着性を向上することで底上げしていますが、吸湿性がひくく内部がじめじめしやすい…といった化学繊維の弱点からは逃れられません。

3.かなり重量があり、扱いにくい…!

また、マイヤー毛布は2枚の毛布を重ねて縫い合わせることで保温力を上げているので、重さがあります。おおよそ1枚あたり2.5〜3kgであり、お子さんやお年寄りが自分で持ち運ぶのは辛いかもしれません。

4.あまり長持ちしない…!

毛足の長さで保温力を担保しているので、古くなって毛がペシャンコになったり、よれたりすると性能が落ちてしまいます。表面のふわふわした感じが失われると、保温力が急低下し、本来の機能をなさなくなるので注意。

化学繊維の弱点を補強したマイヤー毛布ですが、吸湿性、重量の2点は大きな弱点となっています。しかし、価格の割に保温力は高いので、コストパフォーマンスを重視するならば、選択肢としては有力でしょう。

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選ぶ時の注意点〜マイヤー毛布

マイヤー毛布を選ぶ時の注意点いわば、化学繊維の弱点を毛足の長さでカバーしている製法なので、選ぶ時には必ず毛足の長さを確認してください。いくら製法がマイヤー編みであっても、毛足が短い製品の保温力は低いようです。

しかし、毛足が長すぎる製品もオススメは出来ません。2cm以上の繊維を使用すると、身体に密着しすぎてしまい、寝返りをうつと毛布がどんどんズレていく…といった状態になります。毛足が1〜1.5cmの範囲内になるように選びましょう。

まとめ〜化繊なのに暖かい!マイヤー毛布

アクリル、ポリエステルといった化学繊維の毛布でありながら、毛足の長い編み方をすることで高い保温性を確保しているのが、マイヤー毛布のメリットです。しかし、あくまでも化繊ですから吸湿性は総じて低め。やや布団内がじめじめしてしまうのは否めません。また、2枚の毛布を貼り合わせるような形で作っているので、重量が重い…という問題点もあります。人によっては、マイヤー毛布+掛け布団の重量感が気になって寝苦しさを感じるケースもあるようなので、その点も考慮して選ぶことが大切です。

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