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知っていますか?敷布団の手入れ方法
洋服と違い、丸洗いをする機会に乏しい敷布団。衛生状態を維持するためには、正しい手入れ法を知っておくことが重要です。こちらでは“天日干しできない場合”“飲み物をこぼした場合”、そして“お子様がおねしょしてしまった場合”などの自分で出来る手入れ法を紹介しています!
さらに、手入れをしやすい敷布団の条件についても触れていますので「手入れを少しでも楽にしたい…」と嘆いておられる方は、是非とも参考になさってください。同じ布団を長く使い続けるためにも、日々の手入れは重要です。正しいケア法を知ることが、結果的に布団の買い換え時期を遅らせ、コストパフォーマンスを高めることに繋がります!
正しい手入れで敷布団の衛生状態を維持!
普段のお手入れは定期的な天日干し、素材によっては干すのに加えて年1〜2回の丸洗いをすればOKですが、時には特別なケアを必要とすることもあるでしょう。糖分を含んだ飲み物をこぼしてベタベタになってしまったり、お子様がおねしょをしてしまったり…それほど頻繁ではないでしょうが、年に数回は起こり得る事態です。
これを放置しておくと、ニオイ、雑菌繁殖の原因になってしまうこともあるため、少しでも早く正しいお手入れをすることが大切。敷布団を衛生的に保つためには、手入れ方法を理解しておくこと、そして少しでも手入れしやすい布団を使うことが重要です。
天日干しが出来ない場合の手入れ法
それでは、まず“部屋にベランダがない”などの理由で天日干しが出来ない場合の手入れ方法をご紹介しましょう。もちろん、家庭用の布団乾燥機があれば問題ないのですが、一家に一台というほど普及している機器ではないので、お持ちでない方も多いのではないでしょうか。
しかし、だからといって諦める必要はありません。実は100円ショップで売られている雑貨を使って、天日干しに近い効果を得る方法があるのです。その雑貨とは、洗濯物などを収納するためのカゴ。出来るだけ大きめのカゴをご用意ください。
この方法なら夜でも問題なく布団に敷き込んだ水分を飛ばすことが出来ますので、週に2〜3回、1回あたり8時間ほど置けば、かなりの効果が期待できるでしょう。また、どうしても部屋干しになる場合は正しいやり方がありますので、併せてご紹介しておきます。詳細は『布団・敷き布団の部屋干しの効果と注意点』をご覧ください。
飲み物、おねしょの手入れ法
次に、糖分たっぷりの飲料をこぼした場合や、お子様がおねしょをしてしまった場合の対処法を紹介します。単に天日干しするだけという方も多いようですが、残念ながらそれでは不充分。染みが残ったり、ニオイが気になったりする可能性が高くなってしまいます。
こういったケースでは、問題の部分に少量の熱湯をかけ、染みこんだ液体をつまみ出すように圧力をかけてください。その後で、アイロンを当てて水分を一気に蒸発させます。終わったら、最後に天日干しをすれば、飲料、おねしょの染みやニオイはほぼ完全になくなっているはずです。
小さなお子様のお布団ですと、飲み物をこぼす、おねしょをする、などの問題はそう珍しいことではありません。是非、この方法を用いて敷布団の衛生状態を維持するようにしてくださいね。
なお、根本的なの問題として、子供のおねしょを減らす対策も知っておく必要もありますのでご紹介しましょう。その対策方法は『おねしょを予防する3つのポイントと減らす対策』より参考にしてみてください。
万年床の恐怖!布団はきちんと手入れしましょう
また、布団の手入れを考える上でもっとも避けるべき状態が万年床であることも知っておいてください。人は寝ている間にコップ1杯分ほどの汗をかきます。敷きっぱなしになっていると、その汗が重力に従って下に降りていき、布団の接地面へと溜まってしまうのです。
結果、床に触れている部分で大量の雑菌、カビが繁殖…、半年と経たないうちに布団の下側はカビだらけになってしまいます…。
時折“すのこベッドを使っているから大丈夫”とタカをくくっている方がいらっしゃいますが、これも大問題。すのこの板に接している部分にカビが生えて、布団の下側ですのこ型にカビが蔓延しているケースから多いからです。すのこベッドは“カビが生えにくくなる”というメリットはありますが、長期間にわたって放置すれば、やはり衛生状態が著しく悪化してしまいます。
カビを防ぐ対策や落とすやり方を3つご紹介しますので、下記より状況に合った方法を見つけてみてください。
【まとめ】お手入れがしやすい敷布団の選び方と条件
敷布団の衛生状態を維持するためには定期的な手入れが重要です。正しい手入れ方法を知っていないと、布団の寿命を著しく縮めてしまう原因になりますので、ここでご紹介した方法はしっかりと覚えておいてください。
また、少しでもお手入れがしやすい布団を探しているという場合におすすめなのは、トルマリン練り込み綿などの鉱石類が入った布団です。雑菌が繁殖しにくい環境なので、お手入れがかなり楽になります。逆に真綿(シルク)、羊毛(ウール)などの素材は、いざという時にも水洗いできませんのでお手入れが面倒です。
なお、今回はお手入れがしやすい敷布団を目的に選んでいますが、他にも選び方がありますのでご紹介しておきましょう。詳しく知りたい方は『あなたにおすすめする敷き布団の選び方』をご覧ください。