夢をハッキリと思い出すことはできるの?
人はなぜ、睡眠中に見た夢をほとんど覚えていないのでしょうか?もし、夜の間に見た夢をちゃんと覚えていたら…と考えたことのある人も多いでしょう。実際、夢の中には、普段は思いつかないようなアイディアが詰まっている、という考え方も広く知られています。
こちらでは、夜間の夢を記憶するための方法について解説します。
なぜ、人は夢をすぐに忘れてしまうの?
人は毎晩、必ず夢を見ています。“今日は夢を見なかった”という時は、単に見た夢の内容を完全に忘れているだけなのです。それでは、どうして人は見たはずの夢をほとんど忘れてしまうのでしょうか。
様々な説がありますが、そのひとつが、物事を記憶するには脳が覚醒している必要があるからというもの。脳が完全に覚醒していない睡眠中に夢を見ても、その内容を記憶できず、忘れてしまうというものです。また、別の説では、夢は睡眠中の一時しか見ておらず、夢を見てから目が覚めるまでに時間が空くのでその間に忘れてしまう、といった説もあります。この場合、夢を見ているときに目が覚めた場合だけ、その内容を覚えているわけですね。
夢を思い出す方法は?
起きた瞬間には夢の内容を覚えていても、しばらく活動しているとだんだん忘れていってしまうものです。しかし、夢の中には普通では思いつかない多くのアイディアが眠っていると言われており、実際、作家の安部公房は夢の内容をヒントに数々の傑作小説を世に出したとされています。このことからも、夢の内容を思い出すことは非常に有益な活動と言って良いでしょう。
では、夢の内容を忘れずにいる、あるいは思い出すためにはどうすれば良いのでしょう?その方法のひとつとして知られているのが「夢日記」です。朝起きて、夢の内容を覚えていたら、起き上がる前にすぐ書き留めるようにしておくというもの。もちろん、夜寝る前の段階で枕元にノートと筆記具を置いておく、という事前準備が不可欠です。
起きてしまうと、夢はどんどん記憶から抜け落ちていきます。そうなる前に、起きた瞬間に書き留めることが大切なのです。
まとめ〜夢日記で理想のアイディアを実現
寝ている時の夢を思い出すためには、起きた直後に覚えている内容を書き留める夢日記がオススメです。