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暑い夏!布団はどのように手入れする!?
季節ごとに、寝具の手入れ方法は大きく変わってきます。中でも、特にお手入れに気を遣うのが、湿気が多く気温の高い夏場です。こちらでは、夏場の布団の手入れ、夏にオススメの寝具についてまとめていますので、夏を前に寝具のケア法、購入について悩んでいる方は是非とも参考にしてください。
暑い時期に布団の手入れを怠ると、布団の寿命が大幅に短くなり、買い替えのスパンが早くなってしまうことも予想されます。お気に入りの寝具を長く使っていくためにも、正しいケアを心がけてください。
湿気は布団の大敵!夏を乗り越える手入れ法
夏場は空気中の湿気が多いのに加え、睡眠中の発汗量も増加します。そのため、一晩眠っただけでも、布団に大量の水分が染み込んでしまいます。これをそのままにしていては、肌に張り付くような不快感が生じるのはもちろん、雑菌の繁殖を招いて、ニオイ、衛生面での不安が出てくることは間違いありません。そのため、夏場は他の季節と比べて高い頻度で、布団の天日干しを行わなくてはならないのです。
しかし、強い直射日光もまた布団の大敵。特に真綿(シルク)、羊毛(ウール)などの動物性繊維はきわめて日光に弱く、長く干しっぱなしにしているとすぐに色が変わったり、痛んだりしてしまいます。こういった問題を防ぐには、確実に陰干しするか、あるいは天日干しの時間を1~2時間程度に留めるかしなくてはなりません。
なお、天日干しの後には布団に掃除機をかけることをおすすめします。ダニやホコリを取り除くことができますので、より快眠につなげることができます。詳しく知りたい方は『掃除機のかけ方にコツはあるの?』をご覧ください。
オススメの寝具組み合わせ~夏に快眠を得る方法
まず、夏場に避けるべき寝具としては、化学繊維の布団類が挙げられます。化繊は吸湿性が低く、寝ている間にかいた汗を吸い込んでくれません。布団内に湿気がたまり、蒸し蒸しとした不快な寝心地になりがちです。特に、近年人気を博している低反発素材は要注意。低反発ウレタンは吸湿性に加えて通気性も低く、夏場の寝心地はかなり悪くなってしまいます。
また、枕に関しても低反発素材は同様の理由であまり推奨できません。また、そば殻の枕は湿気が溜まると虫がわくこともあるので、やはり夏場には向かないでしょう。逆にプラスチックのようなストロー素材が入った枕は、通気性がよく湿気がこもらないので厚い時期の枕として優秀です。
夏のジメジメとした暑い季節は枕も毎日洗濯したいと思いますが、意外と枕のお手入れをご存じない方が多いのではないでしょうか。その方法をご紹介しましょう。『洗える?洗えない?枕を洗濯する方法』をご覧ください。
夏のオススメ敷布団をチェック
夏にオススメの敷布団としては、凹凸形状の中綿を用いた製品が挙げられます。凹凸のある中綿は、敷布団と肌の密着面が少ないため、普通の布団より通気性が向上しています。そのため、蒸れてあせもになったり、赤くなったりといった問題が生じにくく、より快適な寝心地を実感しやすいのです。
逆に推奨できないのが、やわらかすぎる素材の敷布団。体が沈んで、敷布団に覆われてしまうため、かなりの熱さを感じることになります。特に熱帯夜などは、相当の寝苦しさを感じてしまうのではないでしょうか。
まとめ~夏場を快適に乗り切る寝具はコレ!
夏にオススメの寝具を選ぶ基本は、吸湿性、放熱性の高い素材を選択することです。それに加えて、敷布団を凹凸中綿の製品にすることで、より蒸れにくく快適な寝心地を実感できることでしょう。以上から、夏場のオススメ組み合わせは以下のようになります。
▶敷布団…凹凸型のマットを使った敷布団
▶シーツ…麻(リネン)
▶肌がけ…木綿製のタオルケット
▶枕…プラスチック、樹脂のストロー枕
上記のおすすめの中でも夏場に大活躍するシーツとタオルケット。この2つは重要な選び方がありますのでご紹介しましょう。シーツについては『夏の布団カバーとシーツを選ぶための3つのポイント』を、タオルケットについては『タオルケット選びの2つのポイント』をご覧ください。