■認知症にならないための睡眠方法
認知症に罹る方は年々増加傾向にあるので、予防をするための睡眠法を身に付けておく必要があります。65歳以上の方は、不眠症などの睡眠障害が見られる方が増えてきて、夜間に覚醒をしてしまったり昼間眠くなってしまったりして、昼夜が逆転してしまうことがあります。
寝る前は、水分をとり過ぎないようにしたり、カフェインを含んでいるコーヒーや緑茶などは控えるようにして下さい。30分程度の昼寝は認知症の予防になりますが、一時間以上の昼寝をしている方は病気に罹るリスクが高まります。
昼寝を長時間してしまうと、夜の睡眠の質が悪くなってしまうので避けるようにして下さい。良質な寝具を使用するようにして、薄暗い部屋で就寝をすることが大切です。
認知症に罹っている方は不眠などの睡眠障害を持っている方が多く、介護者の負担が増えてしまうことがあります。睡眠導入剤などは、高齢者の身体に負担を与えてしまうため、自然な眠りにつけるように環境を整える必要があります。
認知症を予防するためには、就寝前にパソコンや携帯電話、テレビなどを控えることが大切です。枕や布団などの寝具は良質な商品を選ぶようにして、毎日定時に就寝をするようにして朝も同じ時間に起床をすることが大事です。
規則正しい生活を心掛けることで、就寝する時間になったら自然に眠気が来るようになります。うつ病や不安神経症などの持病のある方は、不眠になりやすいので病院で適切な治療を受けることが大切です。夜間にぐっすりと眠ることができるようになると、昼間に眠気をあまり感じなくなります。
認知症を予防することで、高齢になってからでも元気で活力のある生活ができるようになります。誰でも罹る可能性のある病気なので、質の良い睡眠をとって予防することが大切です。