■睡眠を促してくれる食べ物って?



睡眠は食べ物に工夫をすることで促すことができます。睡眠を得やすい状態にするためには、眠りに良い食べ物を食事に取り入れることです。脳を沈静化させてくれるセロトニンや眠りを誘ってくれるメラトニンの生成を促すことで眠りやすい状態にすることができます。

睡眠に不安を感じている方は、メラトニンやセロトニンの分泌を促すために、その材料であるトリプトファンを含む食べ物を日頃から積極的に摂取しましょう。

食べ合わせも大切です。トリプトファンは、炭水化物も合わせて摂取することで上手に身体に取り込むことができます。だからといって、就寝前に炭水化物を摂り過ぎるのも問題があります。組み合わせを考えてバランス良く上手に食べるようにしましょう。

睡眠を誘ってくれる食べ物は様々あります。脳を沈静化てくれるセロトニンの生成を促してくれるトリプトファンを摂取するには、バナナや牛乳などの乳製品、大豆製品、魚介類、肉類、米、豆、卵、ごま、ひまわりの種、はちみつなどが挙げられます。

トリプトファンからメラトニンを作るためには、カルシウムが必要です。そのために乳製品や大豆製品を摂取すると良いでしょう。豚肉や海苔、ナッツ類など、ビタミンB1の摂取も積極的に行いましょう。

レタスには眠気を誘ってくれる成分が含まれていますし、発酵食品や緑茶、チョコレートには、神経細胞の興奮を抑えてくれるGABAが含まれています。

日常的に食べている食べ物のなかに睡眠を促してくれる成分が入っていますので、少し工夫をするだけで無理なく睡眠を促すことができます。

しっかりと眠るためには、食事のタイミングも大切です。お腹がいっぱいの状態では寝付きにくくなります。できれば就寝の三時間から四時間前には食事を済ませておくようにしましょう。