キャメル毛布の特徴を完全解説!
動物の毛を用いた獣毛製毛布の中でも、特に高い人気を集めているのがキャメル毛布。キャメルというのはラクダのことで、毛布の場合、主に中央アジアの寒冷地に住むラクダの毛が使われることも多いようです。
こちらでは、そんなキャメル毛布の特徴をまとめ、一生モノの毛布を探している方に向けた選び方アドバイスを掲載しています。
特徴まとめ!キャメル毛布のメリットとは!?
それでは、キャメル毛布の特徴について具体的にまとめていくことにしましょう。自分の重視するポイントを満たした素材を選ぶことが、寝具選びの基本ですから、素材の特徴について知識を得ておくことは大切です。
1.吸湿性と放湿性は天然素材No.1!
基本的に羊毛をワンランク上質にしたような特性を持っているのがキャメルです。寝汗を吸い込んでくれる吸湿性、陰干しした時に水分を空気中へと放出する放湿性は、羊毛の約2倍。ともに特殊な加工をしていない天然繊維ではNo.1となっています。布団内がじめじめしないのが最大のメリット。
2.肌触りには少々難点も…!
保温力、吸湿性といった性能に優れるキャメル毛布ですが、実は肌触りに関しては若干の難点があります。キャメルは毛が硬いため、触れた時にチクチクした刺激を感じることがあるのです。
3.高級品なので値段が高い…!
羊毛を超える高級品なので致し方ない部分ですが、かなり値段が高く、10万〜15万円程度が相場となっています。これより安価なキャメル毛布はキャメル100%ではない混紡である可能性が高く、キャメル独自の保温性、吸湿性は期待できません。
最高級素材の1つであるキャメルの毛布は、吸湿性、保温性といった基本性能が天然素材の中ではNo.1と言われています。反面、価格は非常に高く、毛布1枚で10万円を超えるものもザラ…。とはいえ、一生モノとして使うつもりであれば、有力な選択肢になり得るでしょう。
キャメル毛布を選ぶなら、ここに注意!
安価なキャメル毛布を探していると、時折、非常にリーズナブルな製品を見かけることがありますが、これらの多くは化学繊維を混ぜた混紡なので注意。キャメル混紡を購入するくらいなら、ワンランク下の羊毛を購入したほうが保温、吸湿性能には勝ります。
また、キャメル100%の毛布に限定すると選択肢が限られてしまうので、キャメル毛布の性能を求めているなら、カシミヤ、ビキューナ、アルパカといった羊毛より上質とされる素材全般を候補として考えておくと良いでしょう。カシミヤは山羊の一種ですが、ビキューナとアルパカはラクダ科なので、手触り、外見ともよく似ています。