畳に最適な敷布団って?
畳に直接敷いて使う敷布団には、どんなものを選べばいいのでしょうか?
畳は日本家屋におなじみの床材。畳自体にクッション性があるため直接敷布団を敷いてもいいのですが、素材の特徴を知って選ばないと寝苦しくなり、すぐに布団や畳が傷んでしまうかもしれません。
寝心地良く快適に眠りたいなら、畳には次の2つの素材の敷布団を選ぶことをおすすすめします。
羊毛の敷布団
畳の上に直接敷いて使う敷布団に一番適しているのは、羊毛の敷布団です。畳は天然のい草を使った床材。天然素材を使った羊毛敷布団とは相性が抜群です。
羊毛は保温性に膨れているのが特徴。畳の上に直敷きしても、床から上がってくる冷気をブロックする効果が高く、冬でも暖かく快適に眠れます。また吸湿性、放湿性ともに高い素材なので、布団と畳の間に寝汗などの湿気がたまりにくく、畳が傷むのも防げます。
ただし羊毛敷布団は、クッション性や復元性はあまりありません。繰り返し使っているとへたりやすい傾向がありますが、畳自体にクッション性があるため、体重によって敷布団がつぶれても床付き感なく、長く愛用できるでしょう。
化学繊維の敷布団
リーズナブルさで人気がある化学繊維の敷布団も、使い方によっては畳の上に敷いて快適に使える寝具です。中綿に使われているポリエステルなど合成綿は丈夫でへたりにくく、クッション性が良好。畳自体のクッション性とのW効果で床付き感なく、心地良く眠ることができるでしょう。
ただし化学繊維の敷布団の場合は素材に湿気を吸収する機能がなく、吸い取った寝汗などの水分を発散する能力も劣ります。畳に備わった調湿機能では布団周りの湿気を放出できず、布団の中に湿気がたまってジメジメとし、カビなどの雑菌が繁殖してしまうかもしれません。
これでは快適には眠れなくなり、布団も畳も傷みやすくなるため、化学繊維の敷布団には除湿マットをプラスするといいでしょう。畳の調湿力も向上し、湿気で布団が冷たくならずに快適に眠れます。
畳に敷布団を敷くときの注意点とのその対策
畳に敷布団を敷くとき注意すべきことや、日常的なお手入れ方法をご紹介していきましょう。
畳の上に直接敷布団を敷くのは昔ながらの寝具の使い方ですが、現代の住宅は気密性が高いため、場合によっては健康に悪影響が出るリスクが否定できません。畳の上に敷布団を敷くときは、湿気やホコリ対策を入念にすることを心掛けてください。
ホコリ
畳の上に直接敷布団を敷いて使う場合、一番心配なのはホコリです。繊維のくずやダニの死骸などのアレルゲンを含んだ細かいホコリは、床の上にたまるもの。畳の上に直接寝具を敷くとホコリとの距離が縮まり、寝ているときに吸い込んでしまいます。喘息やアレルギーの発症を防ぐためにも寝室はこまめに換気し、畳に掃除機をかけて、ホコリを取り除くとことを心掛けましょう。
布団を天日干しすると、排気ガスや花粉などの微粒子が敷布団に付着して家の中に侵入します。これも快適な眠りや健康を妨げるモト。敷布団を取り込むときに手で軽く布団の表面を払って、外のホコリを取り除くことをおすすめします。
湿気
畳の上に直接敷布団を敷くときに欠かせないのが、湿気対策です。畳には天然の調湿機能が備わっているものの、人間は寝ている時に一晩でコップ1杯ぶんの大量の寝汗をかくため、放っておくと敷布団が湿っぽくなってしまいます。
体熱で温かく、剥落した皮膚やフケなどのエサが豊富な敷布団に湿気が加わると、ダニやカビの大繁殖を招きかねません。敷布団は敷きっぱなしにせず、こまめに上げ下げして使うことを心掛けましょう。
もちろん敷布団を定期的に天日干しして、湿気を取り除くことも大事です。上手な天日干しのポイントは、晴れて温かい日を選ぶことと、敷布団の両面を干すこと。片面だけでなく途中で裏返して、両面しっかり乾燥させることが大事です。
畳や布団にカビがついてしまった場合は、早急な対処が必要です。まず軽く濡らしたキッチンペーパーで抑えて、表面のカビを取り除きましょう。その後掃除機をかけてしっかり菌を取り除いたら、消毒用のエタノールをスプレーしておくと安心です。
畳に敷くのにおすすめな敷布団
畳に適した敷布団はいくつかありますが、硬さや反発力といった性能にもこだわって選ばないと寝心地が悪くなったり、腰が痛くなったりして、熟睡できません。理想的なのは床付き感なく柔らかく体を受け止め、背骨のS字カーブをしっかり支える弾力のあるもの。これで寝がえりしやすいなら、いうことはありません。
畳の上に敷いて使うものには体圧分散に優れた敷布団が適していますが、どれを選んでいいかわからないと悩んでいるなら、櫻道布団店の「腰いい寝」がおすすめです。
腰いい寝は表面を凸凹加工した超高反発の特殊ウレタンと、独自開発した温泉綿を組みあわせた敷布団。ほど良い硬さできれいな寝姿勢をキープでき、畳に敷いて使っても背中が痛くなりません。
天然石トルマリン入りの温泉綿は遠赤外線効果で温かく、畳から忍び込む冷気を寄せ付けないのも魅力の一つ。腰が痛くならずに、朝までぽかぽかと熟睡できるため、腰痛や冷え性の改善にぴったりです。
高反発マットレスを使った敷布団は商品ごとに性能が違って選びにくい傾向がありますが、腰いい寝は無料で3週間、自宅でお試し使用ができるので安心です。実際に自分で寝てみて、寝心地をチェックしましょう。畳の上に使う敷布団を探している方は、一度櫻道ふとん店に相談してみることをおすすめします。
まとめ
畳の上で使う場合に限りませんが、敷布団選びで一番重要なのは、寝ている体に負担をかけずに、熟睡できるものを選ぶこと。睡眠は健康を左右する、重要な生活習慣です。寝具が体や寝室にあっていないと、腰痛をはじめとするさまざまな支障が起きかねません。
畳や敷布団の素材の特徴を考えて、自分の体や使い方にあった、ぴったりの敷布団を選ぶことをおすすめします。